子どもがもともと苦手だったからこそ…「生んで育てる覚悟」を持って出産に臨みました【pecoインタビューvol.3】

子どもがもともと苦手だったからこそ…「生んで育てる覚悟」を持って出産に臨みました【pecoインタビューvol.3】

子どもがもともと苦手だったからこそ

peco 私は、目標=ゴールだと思っていて。ゴールを決めてしまうと、途中でつまづいたときにゴールが遠くなった感覚に陥ってしまうように思うんです。ゴール決めなければ最初からつまづいたことにも気づかないのかな、と。それに、別の道が探しやすいのかなと思います。

ーーエッセイには「覚悟」について、産後のエピソードでも書かれています。<何かことを始める前に「最悪の状況」を徹底的に想像します。子どもが生まれてきてくれたら自分のことは何一つできない、体も心もボロボロになるくらいの覚悟でいたんです>CHAPTER5 My Sonーー子育てについてP202)と。そしたらほんとうに寝ない子で夜中に泣きっぱなしだったと……。

peco 激しかったけど、もっと最悪の状態を予想して覚悟していたので、その予想よりもしんどくなかったんですよ。

peco 私はもともと子どもが好きではなくて、だからかもしれないですね。「子どもはめちゃくちゃなものだ」と思っていたから、とんでもない日々が待ち受けているんだろうなと思っていたからこそ、でしょうか。

ーー子どもに対する苦手意識があったけれど、生んで育てる覚悟を持った。

peco それはやっぱり、「ryuchellとだったらできる」と思ったからです。ryuchellとの子どもなんだから、「絶対に愛おしくてたまらないだろうな」って。

ーーそして実際に生まれたらーー。

peco 「この子のためたらなんでもがんばれる」という自分になっていたんです(笑)。

pecoさん/タレント、ブランドプロデューサー

1995年6月30日、大阪府出身。原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に支持され、パートナーのryuchellとテレビ番組やTVCMなど多数出演。一児の母になった現在は、育児やライフスタイルを映したSNSが人気。2023年に自身がデザイナー・プロデューサーを務めるファッションブランド「Tostalgic Clothing」を開始。2月に初のエッセイ本『My Life』(祥伝社)を上梓した。

(撮影:松野葉子 取材・文:有山千春)

「My Life」



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育児をしている共働き夫婦のためのメディア「マイナビ子育て」。「夫婦一緒に子育て」をコンセプトに、妊娠中から出産・産後・育休・保活・職場復帰、育児と仕事や家事の両立など、この時代ならではの不安や悩みに対して役立つ情報をお届けしています。
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