亮太さんは妻の麻耶さん、4歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、麻耶さんに対して不満があり、会社で寝泊まりして1週間になります。亮太さんが家を出ることになった理由とは……?何を伝えてもいつも屁理屈ばかりの麻耶さんに、亮太さんはいつしか「話し合うだけ無駄」と感じるように。そんな中、亮太さんたち家族は、子ども同士が同じ幼稚園に通うママ友・保奈美さんからバーベキューに誘われます。しかし、初めて会った保奈美さんの夫は妻を卑下する発言を繰り返してばかり。そんな保奈美さんの夫に強い嫌悪感を抱く亮太さんでしたが、麻耶さんは「やばい夫婦」とおもしろがっているようで……?
人の気持ちを理解できない麻耶さんに、亮太さんは湧いてくる怒りの感情がコントロールできなくなってしまいました。
しかし、ママが大好きな和馬君の気持ちを思うと「離婚したい」とは言い出せません。
なんで涙が…?
涙があふれてきたり、朝起きるのがだるかったり、心身共に異変を感じ始める亮太さん。病院を変えてもやはり異常所見はなく、胸の違和感の正体もわからないままです。
しかし、その1カ月半後、ついに社長が心配するほど、亮太さんは目に見えて調子が悪くなっていきます。
亮太さんは「もう帰っていいぞ。明日も無理すんなよ。」と自分の体調を気遣ってくれる社長のやさしさに、素直に甘えることにしたのでした。
心身共にリラックスできるはずの家で毎日のように息の詰まる思いをしていれば、亮太さんの体調が悪くなるのも当然のことでしょう。
社会人としては体調管理をするのも仕事の内ですが、それができるのは家族の協力あってこそ。体調が悪いことをきちんと家族に理解してもらって、初めて心も体もゆっくりと休めるものだからです。
そういう意味では、早退したとしても、亮太さんは本当の意味で休むことはできないかもしれませんね……。
麻耶さんのように、気付かない内にパートナーや家族を追い詰めてしまうこともあると思うと、お互いに言動には気をつけたいですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
配信: ベビーカレンダー(パパママ)