「何か言うことない?」娘に元カノの名前をつけた夫→夫が告げた真実にあ然<右手に指輪をする夫>

「何か言うことない?」娘に元カノの名前をつけた夫→夫が告げた真実にあ然<右手に指輪をする夫>

藤井爽子(そうこ)はやさしい夫・拓也、3歳の娘・未来(みくる)と慌ただしくも幸せな毎日を送っていた。ある日、爽子は家の掃除中に、娘と同じ「未来」という名前の女性に宛てた夫の手紙を発見、さらに身内の形見だと言って結婚指輪の代わりに身につけている指輪に「MIKURU」という刻印があることを知ってしまった。どうやら、夫には娘と同じ名前の恋人がいたようだ。不信感を抱えたまま、2人目の妊活を考え始めた爽子だが、娘が慕う保育園の先生の先生の下の名前が未来(みくる)であることを知ってしまう。そこから新たな疑惑が芽生え……。

自分の中で一番大切な…

「保育園のカナエ先生が夫の元恋人なのか」という疑惑を解消するため、会社の先輩と夫が通っていた大学へ赴いた爽子。


夫を知る教授からアルバムを見せてもらうと、そこには、若かりしカナエ先生が夫とのペアリングをして笑う写真があった──。















やはり、カナエ先生が「未来(みくる」だった。


その夜、爽子は夫を外に呼びだした。
そして「何か言うことない? 例えば未来の名前のこととか」と切り出した。

驚く夫に爽子は、未来という女性に向けた手紙を見つけたこと、指輪の裏に「MIKURU」と刻印がしてあるのを発見したこと、そして大学でカナエ先生の写真を見つけたことを明かした。


夫が言うには、確かに大学のときにカナエ先生と付き合っていたという。
しかし結果的にすごく傷つけて別れることになってしまい、保育園で偶然再会。
そして、いまはメンタルが不安定なカナエ先生のために「支えになりたくて」と言った。
娘の名前についても、「そのときはその名前が一番いいと思った。自分の中で一番大切な…」と語った。


爽子は愛されていると思っていた間にも、夫の中にはカナエ先生がいたと言うことがどうしても許せず、悲しかった。感情のあまり夫の頬を平手打ち。結婚指輪を投げつけて夫の前から去った。そして、置き手紙をして娘とともに家を出たのだった。


◇   ◇   ◇


ついに夫とカナエ先生の関係が明確になりました。誰しも大切な元恋人との思い出はあると思いますが、結婚してからも元恋人の「支えになりたい」というのは今のパートナーからすれば気持ちのいいものではありません。ましてや娘に元恋人の名前をつけるなんて言語道断ではないでしょうか。爽子さんのショックはいかばかりだったでしょう。これからどういった道を選んでいくのか。爽子さんにとってつらいことだと思いますが、頑張ってほしいですね。


>>次の話


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著者:マンガ家・イラストレーター 樹ユウマ

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