【衣のサクサクを長持ちさせる方法】試してみた!え、さき油方式⁉「新玉ねぎのオニオンリング」で検証

【衣のサクサクを長持ちさせる方法】試してみた!え、さき油方式⁉「新玉ねぎのオニオンリング」で検証

管理栄養士のともゆみです。NHK『あしたが変わるトリセツショー』では揚げ物について取り上げていました。揚げ物って揚げてからしばらくたつとサクサク感がなくなって、食べたときに残念なことってありますよね。そんな悩みを解決すべく衣のサクサクを長持ちさせる方法というのを披露していました。そのやり方で冷めてもサクサクの「オニオンリング」を作ってみたいと思います。その方法とは…。

圧倒的な衣のサックサク感♪新玉ねぎで「オニオンフライ」に挑戦!食感の秘密は3つの材料にアリ

揚げ物のサクサクを長持ちさせる方法

揚げ物は揚げたてのサクサクを食べるのが信条ですが、家庭ではそうもいかないですよね。テレビ番組『あしたが変わるトリセツショー』では、時間がたってもサクサクが続く老舗料亭の天ぷらと、10分ほどでサクサク感がなくなってしまう一般家庭の天ぷらを比較していました。分析してみると、その違いは「衣に含まれる水分の量」だったのです。具などから出る水分を衣が吸収してしまうため、衣がシナシナになってしまうということがわかりました。

では、時間が経っても衣が水分を吸収しにくくなればいいですよね。その方法をトリセツが開発したそう!それは、揚げるより先に衣に油を混ぜること、でした。名付けて「さき油」。衣に油を入れることで油が小麦粉をコーティングして水をガードしてくれるのです。オニオンリングは番組では紹介されていませんでしたが、トリセツショーのホームページにオニオンリングのレシピが紹介されていました。せっかくなので今の季節しか食べられない新玉ねぎを使って作っていきますね。

さき油方法で「オニオンリング」を作ってみた!

【材料】
新玉ねぎ…1個
小麦粉…100g(衣用)
小麦粉…適量(打ち粉用)
油…大さじ3強(40g)
水…110ml
コンソメ(顆粒)…小さじ1と1/2(5g)
塩…小さじ1/2(2.5g)
揚げ油…適量

【作り方】
1.  ボウルに油と水を入れ、馴染ませたら、小麦粉をくわえ、かき混ぜます。

2.  1にコンソメと塩を入れ、さらに混ぜます。

3.  玉ねぎを1cmほどの輪切りにし、層を剥がしてリングにします。打ち粉用の小麦粉をまんべんなく付けます。

4.  3に2の衣を付けます。衣の濃度が高くどろっとしているので、多めに衣が付きますね。

5.  170℃の油で揚げます。ひっくり返して衣全体が色づくまで3~4分揚げます。

6.  皿に盛り付けて出来上がりです。

時間がたってもサックサク!

まずは揚げたてをいただきます。新玉ねぎはやっぱり甘くて瑞々しくておいしいです。衣は厚めですが、普段の揚げたてよりさらにサクサクしている感じがします。味も付いているので、衣自体もおいしいです。衣の中に油を混ぜたので衣が油っぽいかなと思いましたが、サクサクなのでそんな感じはしませんね。

1時間たってから食べてみました。当たり前ですけど冷めてます。でもびっくり、揚げたてと変わらないくらいサクサクしています。これはすごい。

玉ねぎの成分

玉ねぎにはビタミンB群、ビタミンC、カリウム、食物繊維などを含んでいますが、量的にはさほど多くはありません。注目成分は切ると涙が出る刺激成分アリシン。血栓を防ぎ、血液の流れをよくしたり、コレステロールを下げる働きがあります。ポリフェノールの一種ケルセチンも多く含まれ、血行促進作用や血管をしなやかに保つ働きなどがあると言われています。

揚げ物の中でもオニオンリングは冷めやすいしベチャっとしやすかったのですが、この方法を知ったら冷めてもサクサクのオニオンリングが作れてうれしいです。衣がちょっとぶ厚いのでたくさんは食べられないんですけど、とてもおいしかったです。次は少し衣を薄めてみてもいいかもしれませんね。参考にしてみてくださいね。

参考文献:
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社

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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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