【香川県高松市】うみまち商店街に観光交流拠点誕生!市場で廃棄される未利用魚を活用した飲食店も

JTBは、香川県の高松市中央卸売市場内のうみまち商店街に、観光交流拠点「SICSサステナブルラウンジ」を5月2日(木)に開設した。

「サステナブルな交流拠点」をテーマに、1階は市場で廃棄されてしまう未利用魚や野菜などを活用する飲食店「クセモノズ」、2階は地域と旅行者を結ぶ交流スペース「SICSサステナブルラウンジ」を、地域で活躍する共創パートナーと連携しながら運営。「SICSサステナブルラウンジ」では、市場のフードロスの減少に貢献するとともに、交流スペースを活用し高松市中央卸売市場や瀬戸内の魅力を発信している。

「SICSサステナブルラウンジ」開設背景

JTBと高松市は、今後の高松市中央卸売市場の再整備を見据え、「高松市中央卸売市場を中心とする地域活性化に向けた包括連携協定」を2月に締結した。

高松市中央卸売市場内のうみまち商店街には、店舗の減少に伴い来訪者も減少傾向にあるという課題があり、市場への新たな人流を創出し地域の賑わいづくりに貢献するため、今回、飲食店と交流スペースを併設した観光交流拠点の開設に至ったという。

なお、JTBは、交通・観光の拠点であるJR高松駅・高松港が位置しており、再開発が進むサンポートエリア周辺を瀬戸内および四国の玄関口と捉え、「SICS(シックス)」を2019年度より運営。高松港や瀬戸内の地域資源を活用した観光コンテンツ開発などを行っている。

「SICS」とは、JTBの事業「瀬戸内アイランド・コンシェルジュ・サービス」の略称。「チャーター船を活用した新たな島旅の過ごし方をプロデュース」することを目的に、具体的には香川県内の船や島旅観光の予約受付などが行われている。その「SICS」の情報発信地にしたいという思いも込められ、「SICSサステナブルラウンジ」となった。

市場内のフードロスの減少にも貢献する飲食店

1階のNEO TAKOBALL STAND「クセモノズ」は、ランチ、ディナーともに楽しめる飲食店だ。

ランチプレートイメージ

瀬戸内海は、魚種がとても多い恵まれた漁場だが、それだけに扱いにくい魚介も多く、それらは未利用魚として処分されている。「クセモノズ」では、規格外となる野菜果物も含めた未利用食材を活用したメニューを提供し、市場内のフードロスの減少に貢献している。

営業時間は、ランチが11:00~14:00(ラストオーダー13:30)、ディナーが18:00~21:00(ラストオーダー20:30)。ディナーは、5月10日(金)より金曜日・土・祝前日のみ営業となる。休業日は水曜日、不定休だ。

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