GW明けの憂鬱どうやって乗り切る?「五月病」を解説! 適応障害、うつ病、不眠症など、発症しやすい理由

GW明けの憂鬱どうやって乗り切る?「五月病」を解説! 適応障害、うつ病、不眠症など、発症しやすい理由

GW明け…やる気でない

 大型連休明けの5月といえば、「どうもやる気がでない」「何となく気合いが入らない」そんな症状に悩まされていませんか? もしかしたらそれは「五月病」のサインかもしれません。五月病とは何か、乗り越えるために今日からできることを産業カウンセラーの筆者が解説します!

そもそも「五月病」とは

「五月病」とは、主にゴールデンウィーク明けに出ることの多い症状で、具体的には無気力ややる気のなさ、体調不良や疲労困憊などがあげられます。ただし「五月病」は正式な病名ではなく、5月に症状が出やすいことから呼ばれるようになった俗称で、病名は適応障害やうつ病、不眠症やパニック障害、発達障害などとなります。5月だけでなく夏休み明けや正月休み明けなど、長期休暇が明けたタイミングで発症することが多いです。

 正式な病名を聞くと、自分には無縁だと思われるかもしれません。一方で「少し調子が悪いな」くらいの感覚を持っている人にとっては、自分が思っているよりも「深刻な状態なのでは?」と不安に襲われる人もいることでしょう。しかし、五月病は特定の人だけがかかるものではなく、誰でも発症する可能性があります。

 また、少し症状がみられるからといって、慌てて心療内科や精神科を受診するほど進行の早いものでもありません。誰でもかかることがあり、かつ心構えや過ごし方をすこし工夫するだけで回復が見込めます。

関連記事: