「株主優待」どんなのがあるか本当に知ってる? 自社商品、サービス…以外のお得な“特典”とは?

「株主優待」どんなのがあるか本当に知ってる? 自社商品、サービス…以外のお得な“特典”とは?

 株式会社の株を一定数以上保有している人が受けられる株主優待制度。商品だけではなく食事券や美術館のチケットなどさまざまな優待があり、うまく利用できれば、日々の食事、旅行、デートなどをお得に楽しめます。難しそうで手が出しづらいと思いがちですが、まずは株主優待の種類について知ってみませんか?

「株主優待」ってどんな制度?

 株主優待制度とは、それぞれの企業が株主に対して提供する特典やサービスのことです。株を一定数以上購入することで、株主優待が受けられます。

 提供される優待内容は、企業によってさまざまです。一般的に多い特典として、割引クーポン、無料の製品サンプル、特別なイベントへの招待などが挙げられます。

 自社の宣伝を兼ねて自社製品や自社サービスの優待券や割引券などとするのが主流ですが、お米や図書カード、地域の名産品などを配る企業もあります。また、 企業によっては、保有する株数によって優待の内容や選択肢、量を変えるというケースもあります。

 衣・食・住に関わる日常生活のほとんどを優待でまかなう男性「桐谷さん」がテレビ番組にたびたび登場したことでも、株主優待は話題になりました。“優待おじさん”こと桐谷さんに触発されてかどうかは分かりませんが、株主優待制度は幅広い世代に注目を集めています。


企業ごとに違う特典、どんなものがある?

やはり優待が気になる「食品関係」

 株主優待として魅力的に感じる人が多いのが食品系の特典です。お菓子やインスタント食品など自社製品を特典として提供する食品関連企業もあれば、系列の飲食店で使える割引券を特典として配る企業もあります。

 例えば、食品関連の店舗企画・開発を主力事業とする「クリエイト・レストランツ・ホールディングス」では、一定数以上の株を保有する株主に系列店舗で利用できる割引券を配布しています。公式サイトで利用できる店舗を確認しやすくなっているほか、新店舗などでも利用できるので食の最新情報を体験からキャッチするには便利です。

 また優待による割引制度を利用できる店舗が旅先にあれば、旅行先でもお得に食事するといったチャンスも得られます。日常であれ旅先であれ食事は必ずすることなので、食品関係の優待特典はメリットを感じる人が多いのも納得でしょう。

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