クロード・モネ「睡蓮の池」のレプリカ
メズム東京16階の「ウィスク」は、高層階からの絶景を望む開放的なバー&ラウンジ。芸術家のアトリエをテーマにした空間で、誰もが知るアートをモチーフにしたカクテルやアフタヌーンティーを提供しています。
今回は、箱根にある「ポーラ美術館」とのコラボ企画が実現! ポーラ美術館の収蔵作品のなかでも、特に人気の高いモネの作品「睡蓮の池」をテーマにしたアフタヌーンティーが完成しました。
まずは、美術館を思わせるスタンドに、モネの生涯を背景に作りあげたスイーツ&セイボリーがお目見え。
スタンドの左端に並ぶフランスの伝統菓子「サントノーレ」は、モネが生まれた1840年に、パリの菓子職人が考案したメニュー。カラメルを塗ったシューやクリーム、パイを組み合わせたやさしい甘さのスイーツです。
フランス伝統のスイーツ「サバラン」は、アルコールを飛ばしたラム酒風味のシロップ漬けケーキのこと。モネが絵画の勉強を始めた当時、パリで人気を博していたスイーツです。
旬のいちごがたっぷりトッピングされていて、見た目もかわいらしい! ひと口食べるとラム酒の風味がふわっと広がり、見た目と裏腹に大人な味わいがたまりません。
モネは普仏戦争を避けてロンドンに滞在していた時期があることから、イギリス式アフタヌーンティーで定番の「スコーン」も登場。
細かく砕かれたベーコンが隠れていて、セイボリーのようなユニークな味わいに驚き! サントノーレやサバランなど甘いスイーツとのバランスを考え、塩気のきいたスコーンをラインナップに加えたそうです。
バーラウンジならではの、オリジナルペアリングモクテルとティーにも注目を。
スイーツ&セイボリーといただく「サングリア風アールグレイティー」は、アールグレイティーにサングリアシロップを加えた、爽やかかつ華やかな風味のドリンク。
ゆったりとしたティータイムを過ごすなかで、グラスに入った大きな氷が溶けていき、味わいが変わっていくさまも楽しめます。
スイーツ&セイボリーをじっくり味わった後は、ついにお待ちかねのメインプレートが登場! 初夏にぴったりな鮮やかな緑色のスイーツは、モネの名作「睡蓮の池」をモチーフにしています。
1889年開催のパリ万国博覧会の際に作られた日本庭園と睡蓮の展示に、モネが刺激を受けたことが「睡蓮の池」の始まり。その後、モネはジヴェルニーの自邸に睡蓮を植え、日本風の橋を架けた水の庭園を作って描き続けました。
アートのバックグラウンドを知ると、メインプレートがいかに作品をリスペクトしているかがわかります。
柳の木々や水面を連想させる鮮やかな緑色の柚子ゼリーと抹茶・小豆のムースに、チョコレートムースとサブレショコラを重ね、透き通った池にかかる日本風の橋をイメージしたホワイトチョコレートをトッピング。
爽やかな柚子とちょっぴり苦味のある抹茶、まろやかなチョコレートが口の中で絡み合い、日本のエッセンスも感じる奥深くて上品な味わいに!
柚子ゼリーの中には、よく見ると小さなエディブルフラワーも入っており、池に小花が浮かんでいるよう。細かなこだわりがたくさん詰まった1皿です。
メインプレートとペアリングする「玉露とりんごのモクテル」も気に入っています。
こちらも「睡蓮の池」をイメージしており、玉露にりんごジュースとカモミールシロップを加えた、スッキリとした味わいのノンアルコールカクテルでした。
モネの人生や作品をもとに作り上げたメニューに囲まれて、アートな昼下がりを過ごせるアフタヌーンティー。お土産に「睡蓮の池」がデザインされたポーラ美術館特製ポストカードがもらえるのも嬉しいポイントです。
今年2024年は、印象派の誕生から150周年を迎える特別な年。アフタヌーンティーを通して、モネの作品に改めて触れてみるのはいかがでしょうか?
配信: OZmall