【新茶】何が特別? 日本茶の栄養ポイント・茶種・おいしい淹れ方のポイントを栄養士ライターが解説

【新茶】何が特別? 日本茶の栄養ポイント・茶種・おいしい淹れ方のポイントを栄養士ライターが解説

新茶は一般的な緑茶と何が違うの?

 実は、「新茶」は緑茶の「煎茶(せんちゃ)」と同じものです。煎茶は緑茶の約8割を占める最もポピュラーな日本茶で、茶葉を摘みとる時期で呼び方が変わり、八十八夜の時期に最初の新芽を摘みとった「一番茶」を「新茶」と呼んでいます。お米の新米みたいですね。新茶(一番茶)の最盛期は産地で異なり、4月半ばごろから5月末ごろにかけて日本列島の南から北へ桜前線のように北上。新茶が摘まれた後は「二番茶」「三番茶」「四番茶(秋冬番茶)」と続きます。


▲新茶に多い「テアニン」の癒しパワーで、リラックスしましょう

新茶はリラックス効果が高い!

「新茶」の魅力は、フレッシュな香りと上質な味わいです。うまみ成分であるアミノ酸の一種「テアニン」が二番茶以降の煎茶よりも多く含まれ、新茶特有の味と香りを生み出しています。「テアニン」は脳をリラックスさせる機能性が注目され、ストレスや睡眠、うつ病、認知症との関係などの研究が進んでいます。疲れを感じたときに「お茶でホッと一息つく」のは理にかなった生体防御の習慣といえそうです。


▲渋み×苦み成分が多い二番茶以降の煎茶は食事のお供にも◎

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