写真ACより
定番人気の「辛ラーメン」を筆頭に、各メーカーからも次々に新商品が登場している「旨辛系カップ麺」。クセになるような辛さとしっかりとした旨味が人気を集めています。そこで今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、辛ラーメン・蒙古タンメン中本・カップヌードル 辛麺・ペヤング激辛やきそば・ブルダック炒め麺の中から、健康面からみたおすすめ1~3位を教えてもらいました。
目次
旨辛系カップ麺の特徴&メリット
――はじめに、「旨辛系カップ麺」について栄養面の特徴やメリットを教えてください。
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 今回取り上げる旨辛タイプのカップ麺は、保存性を高めるために、麺を油で揚げています。そのため、麺の主な栄養素である糖質と、揚げるときに使用している脂質を多めに含むという特徴があります。お湯を注ぐだけで出来上がるので、調理に時間をかけたくないときには特に便利ですね。
――食べる際に気をつけたい点があれば、教えてください。
猪坂 旨辛に仕上げるために唐辛子などの刺激の強いものが入っていますので、胃腸の調子が悪いときには避けるようにしましょう。さらに、そういった刺激の強い香辛料は、交感神経を刺激することで寝つきにくくなったり眠りの質を下げたりしてしまう可能性があるため、寝る直前に食べるのもおすすめしません。
また、たんぱく質や野菜はあまり含まれていないので、カップ麺だけを食べると栄養バランスが崩れてしまいます。そのため、単品で済ませることのないように気をつけられると良いですね。商品によっては塩分もかなり多くなっていますので、スープは全部飲み干さないようにするなどして余分な塩分はカットすると良いでしょう。
――組み合わせにおすすめの副菜を教えてください。
猪坂 組み合わせにおすすめのものは、たんぱく質と野菜が摂れるけれども脂質や塩分は少なめの食品です。例えば、たんぱく質の摂取に役立つ食品としては豆乳やゆで卵、蒸し鶏などを、野菜としては冷凍ブロッコリーをチンしたものやミニトマトなどを足すと良いでしょう。
コンビニなどでも買えるカットネギや冷凍ほうれん草、冷凍いんげんなどを、出来上がった麺の上にトッピングとしてプラスするのも良いですね。
配信: サイゾーウーマン