■何もしないPTA会長。まさかの言葉に絶句
とある女性が教えてくれたのは、何もしない名ばかり会長のお話。最後に発した言葉が印象的だったのだとか。
「私がPTAで会計をしていた時、先生との連絡は基本的にメッセージアプリで行っていました。本来は会長と副会長に連絡すべきなのに、なぜか私が学校に呼び出されることが多く、また仕事量もとても多くて大変でしたね。
ある日、いつものように突然の呼び出しが……。何かの支払いを忘れていたのか、『今日中に振込用紙を取りに来て、振り込んでほしい』と言われました。私は義母の介護があって断ると、『会長か副会長は来られないか』と聞かれ、二人に連絡してみると、『仕事があるから無理』とのこと。結局私が合間を縫って学校へ行き、対応しました。
この日を境に、副会長は私の負担が多いことを気にして手伝ってくれ、相談にも乗ってくれるようになりました。が、会長は相変わらず。連絡しても返事があったり、なかったりで、まったく会長の役割を果たしてくれません。なぜか先生も気を遣っている様子で、仕事はすべて会計の私と副会長に回ってきます。不満はあるものの、誰かがやらないといけないので、結局、会長抜きのグループを作って、連携を取りました。
ようやく1年が経ち、ついに役員交代の時が。代表して会長が挨拶をしたのですが、その時の会長の言葉が忘れられません。『役員の仕事なんてほとんどなかった』と笑顔で言いやがったのです。
1年間ずっと忙しかったし、引き継ぎ書を作ったのも私たち。最後まで人に迷惑をかけておきながら、自分は笑っている。行事などで顔を合わせることはありますが、この日から会長とは一切口を聞いていません」(30代・女性)
仕事がないのではなく、自分が何もしなかっただけ。それをフォローしてきた人からすれば、こんなに腹立たしいことはないですよね。
■何もしていないのにノルマはクリア!?
子ども一人につき、一度は役員をしなければいけない。そんなルールがある学校で起こったトラブルです。
「娘が通う小学校では、子ども一人につき一度はPTA役員をするという決まりがあります。人数はクラスごとに4人ずつと多くないので、やりたい年があって立候補しても選ばれないこともあります。
問題は6年生。ここまでやってこなかった人たちのなかには、ずっと避けてきた人たちもいて、嫌々参加しているケースも少なくありません。
私は3人目が6年生の時に役員をしたのですが、最初の集まりにはちゃんと全員が参加しました。分担も決まり、メッセージアプリのグループも作って、会長を中心に動き始めました。しかし、その中に一人だけなかなか既読にならなかったり、読んでも返事がなかったりする人がいました。集まりにも出席してくれなくなり、周りがカバーしながらどうにか乗り越えました。結局、その人は1年間ほとんど何もせずに終わったのです。
そして、ついに迎えた卒業式。子どもたちに渡すお花を手配して、全員に配り、PTAの仕事を終えました。何もしなかった人も名簿には名前が残り、役員を全うしたことになります。が、やはり納得がいきません。『何もしていないのに手当だけをもらうのはおかしい』『役員をやったことにしないで』と学校にも掛け合いましたが、結局はこの問題が解決することなくうやむやなまま終わりました」(30代・女性)
何もせずに「子ども一人につき一回」というノルマはクリアしたということですよね。みんな忙しくても与えられた役割を果たしているのに、腹が立つのも当然です。しかも、手当だけはしっかりもらっているなんて……図々しいにもほどがある!!
(文・イラスト:ママテナ編集部)