「産後のPMSの変化」について調査を実施
女性の心身はホルモンバランスの影響で、妊娠、出産など、ライフステージごとにさまざまな健康課題に直面します。産後のPMSもその一つ。PMS(月経前症候群)とは、女性ホルモンの変動などの影響で、生理前3~10日間に表れ、生理が始まると治まる精神的、身体的症状のことを指します。抑うつや不安、イライラなどの精神的症状や、頭痛や腰痛などの身体的症状が代表的です。
PMS対策アプリ「ケアミー」が、5月12日の母の日に合わせて「産後のPMSの変化」について調査を行い、その結果を発表しました。調査は、2024年4月19日(金)、20~40歳の母親400人を対象に、インターネット上で行われました。
産後のPMSに変化があったか
約3人に1人が「ひどくなった」と回答
それによると、産後のPMSの変化について、32%が「ひどくなった」と回答しました。
また、産後にPMSの不調を感じている人に、「PMSが原因で困っていること」について尋ねたところ、最も多かったのは、「夫・パートナーの些細な行動にイライラする」という回答で47.9%でした。次いで、「子どもの些細な行動にイライラしてしまう」が43.8%、「やる気が起きず家事が雑になってしまう」が37.7%という結果でした。感情的に振舞ったことで自己嫌悪に陥る人や、夫とギクシャクしたり、離婚を考えてしまう人がいることも分かりました。
「PMSの不調に対して、どんな対策をしているか」を尋ねたところ、対策方法として最も多かったのは、「睡眠をとる」という回答で31.5%でした。次いで、「無理をしない」が29.5%、「自分を甘やかす」が24.7%という結果でした。ピルや漢方を飲む、婦人科で相談するなど医療機関を利用するよりも、セルフケアで対処している人が多いことが分かります。一方、「何も対策していない」と回答した人は28.1%で、不調を感じていても3割弱の人は何も対策していないことが明らかになりました。
産後にPMSによる不調を感じている人を対象に、「PMSで体調やメンタルの状態が優れないときに、家族やパートナーにしてもらってうれしかったこと」を質問したところ、最も多い回答は、「率先して家事をしてくれた」で34.1%、次いで「率先して育児をしてくれた」が21.7%、「家事や育児から離れられる、ひとりの時間をくれた」が16.3%という結果でした。
PMSのイメージ
配信: LASISA