所変われば日にちも違う!世界でみる「母の日」
日本の母の日はアメリカの習慣を真似て取り入れたれたため、5月の第2日曜日と制定されていますが、世界ではそれ以外の日に母の日を祝っている国もあります。
イギリスの母の日は3月。イースターの3週間前の日曜日に行われます。もとはこの日のことを「マザリング・サンデー」と呼び、自分が洗礼を受けた教会へ礼拝に行く日でした。その日はメイドたちも帰省が許されてお母さんに会うことがでたことから、この日がイギリスの母の日と変わっていったそうです。
日本のお隣、韓国には母の日はなく、その代わりに5月8日を「両親の日(オボイナル)」としてお祝いします。この日は両親に感謝の気持ちを伝え、プレゼントや現金を贈ったりします。
タイの母の日は8月12日です。この日は、現在のタイの王様ラマ10世の母親、王妃シリキットの誕生日です。この日に子どもたちは、母親にプレゼントや花、ジャスミンの花を繋げて作る花輪「プアンマーライ」を贈ります。また、王妃の誕生日が金曜日だったことから、金曜日の色である水色の服をみんなで着てお祝いをするそうです。
地球の裏側にあるアルゼンチンの母の日は10月の第3日曜日。10月になった明確な理由はわかっていないようです。ただ、南半球に位置するアルゼンチンの10月といえば、春。花々が咲き乱れる季節のため、種類は問わずお母さんにお花を贈る習慣があるようです。また、友だち同士でも「母の日おめでとう!」と声を掛け合ってお祝いをします。
世界中にいろいろなスタイルがあるとはいえ、お母さんに感謝の気持ちを伝える日であることは世界共通ですね。まだ感謝の気持ちを伝えられていない人は、今からでも遅くないのでぜひ伝えてくださいね♪
(水浦裕美)
配信: LASISA
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