「嫁は控えめに!」ザ・昭和時代の古い価値観を持った義父に訪れた転機とは【体験談】

「嫁は控えめに!」ザ・昭和時代の古い価値観を持った義父に訪れた転機とは【体験談】

若者たちと触れ合ううちに

近年、私たちの地域には、都会や海外から多くの若者が農業をしながら生活するために移住して来ます。うちの近所の空き家にも引っ越してくる人が増え、義父は地域の活性化になると、張り切ってお世話をしてあげていました。

若者たちを家に招いて食事をする機会が多くなり、外国人の学生や都会から来た若い夫婦などが、頻繁に訪れるように。家業を継がずに移住してきた人や、奥さんがバリバリ働いて夫が農業と家事をしている夫婦など、いろいろな形の家庭があることに義父は驚いていました。

ある日、皆で食事をしているときに、若者たちから私に話題が振られると、「これは嫁じゃけ、話はええっ!」と義父が私を制していました。しかし、それでも話しかけてくれるので、義父も諦めたようで、黙って聞いていることが多くなりました。

初めのころは、価値観の違いを感じていた義父ですが、最近は洗濯物を取り込んだり、食器を洗ったりと義母の手伝いをするようになったのです。私にもあまり厳しいことは言わなくなりました。

まとめ

今でも少し取っつきにくいところがある義父ですが、若者の影響と年を重ねたおかげで丸くなったような気がします。以前は難しそうな顔で農業をしていましたが、毎日若者と一緒にいることで笑顔が増え、良い影響を受けているようです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

文/陸えまこ

イラスト/やましたともこ

著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

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