生活の中にヒントがいっぱい!私を守る薬膳のいろは
皆さんは薬膳についてご存知ですか? 薬膳というと「漢方薬の原料が入っている」「中華料理や火鍋料理」などの印象があるかもしれませんが、実は身近な食材、普段食べている料理が薬膳になります。
急に寒気がして「かぜをひいたかな?」と思ったとき、ネギと生姜をのせたうどんを食べる。お腹を壊して食欲がないときに、リンゴとニンジンのすりおろしを食べる。これ、薬膳です。季節や体調に合わせて食材を選び、食事で体調を整えることが大切で、「用意した料理(膳)が薬になる」ということが薬膳なのです。
薬膳の土台にあるのが漢方。漢方は古代の中国で生まれ、日本に伝来した健康哲学です。漢方薬を使うことだけが漢方ではありません。病名がつかないような未病の状態でも、日々の生活を正し、漢方薬や鍼灸、薬膳などを活用して予防や改善ができます。
「薬食同源」という言葉の通り、漢方薬の材料である生薬には身近な食材も含まれています。かぜの初期に使う葛根湯には、生姜やナツメ、シナモンが配合されていますし、とろろそばに使う山芋は、山薬(さんやく)という生薬だったりします。
【ワンポイントアドバイス】梅雨時期のおすすめ薬膳食材
まもなく梅雨。雨の日にむくむ、頭が重い、胃腸を壊す…そんなときには、市販の小豆茶やキュウリの酢の物、トウモロコシごはんなど、体内の余分な水を抜く食材がおすすめ。
配信: OZmall