犬が『初対面の人にする行動』5選 初めて会った犬と打ち解ける方法や気をつけるべきことまで

犬が『初対面の人にする行動』5選 初めて会った犬と打ち解ける方法や気をつけるべきことまで

犬が好きで好きでたまらないという方に限って、あまり犬に懐いてもらえないことが多いようです。「犬には犬好きな人かそうでないかがわかる」という説もあるほど、人の感情を読み取る能力に長けている動物なのに、なぜなのでしょうか。犬が初対面の人に行う行動の意味や、犬と接する際の注意点、初対面の犬と打ち解けるための方法などをご紹介します。

犬と接するときはここに注意!

犬と人とは、動物種が異なります。当然、体の構造や習性、五感の精度など、さまざまな面で相違点が見られます。しかし、長い年月を一緒に暮らしてきたことで、動物種を超えてコミュニケーションを図る手段をお互いに身に着けてきました。

しかし、人にとってのストレスの多くが人間関係に関わっていることからもわかるように、相手が人でも犬でも、他者と良好な関係を築くのは決して容易なことではありません。

他者と接するときに忘れてはいけないことがあります。それは、「怖がらせない」「不快にさせない」「相手の意思を尊重する」という3点です。特に犬にとって、人は自分よりも体が大きく、それだけで十分威圧的な存在です。

人も、自分の目線よりも高い位置から見つめられると、たとえ馬やキリンのように温和な草食動物であっても、怖いと感じてしまうのではないでしょうか。犬にとって人は、そういう存在なのだということを忘れずに接することが大切です。

犬が「初対面の人にする行動」とは

前章で解説した注意点に配慮しつつ、ここからは犬が「初対面の人にする行動」について解説します。初対面の犬と仲良くなりたいのに上手くいかない場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.じっと見つめる

犬は薄暗がりの中でもよく視認でき、優れた動体視力も持っています。

しかし、静止しているものを見るときの視力はあまり良くなく、人の視力の0.3未満程度です。

そのため、初対面の相手を少し離れた場所からじっと見つめ、危険な存在かどうかを見極めようと観察します。

2.目を逸らす

野生動物にとって、相手の目をじっと見つめるということには、「臨戦態勢だぞ」ということを相手に伝える意味があります。逆に相手と戦う意思がない場合には、相手と視線を合わせないようにします。

もし初対面の犬があなたから目を逸らした場合には、「敵意はないよ」というサインだと考えられます。同じように、あなたも初対面の犬の目をじっと見つめることは避けましょう。

3.攻撃的な態度を示す

あなたに対して初対面の犬が唸る、吠えるというような攻撃的な態度を示す場合は、警戒されているサインです。

たとえ犬がしっぽを振っていても、歯をむき出したり鼻にシワを寄せたりしながら吠えていたら、攻撃的な態度だと考えてください。

この場合、警戒心が高まると、飛びついてきて咬もうとする場合もあります。飼い主さんから離れた場所にいる犬には、決して近寄らないようにしましょう。

4.近づいてくる

あなたが危険な存在ではないと判断した場合、ゆっくりと近づいてきてニオイを嗅ごうとすることがあります。これは、犬があなたに興味を示しているサインです。

「ニオイを嗅ぐ」という行動は犬の挨拶であり、あなたがどういう人なのかを知ろうとしている行動です。

5.友好的な態度を示す

あなたを信頼しても良いと認識してくれた場合、初対面でも友好的な態度を見せてくれる犬もいます。

具体的には、体を寄せてくる、手や顔などを舐めてくる、伏せた姿勢でじっとしていたりその姿勢で自分の鼻や口を舐めたりしているというような行動です。

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