初めて会った犬と打ち解ける方法
ではここからは、初めて会った犬と打ち解ける方法について考察していきます。
人間同様、初めて会った相手が犬であっても、最低限のルールやマナーがあります。「可愛い!」という自分のキモチを最優先してしまわないように注意が必要です。
飼い主と親しくなる
犬にとって、飼い主さんは親のような存在です。そのため、あなたに対する飼い主さんの反応を伺い、あなたを危険人物か友好的な人物かを判断することも多いです。
飼い主さんがあなたに不信感を抱いていると、その気持がそのまま犬にも伝わってしまうのです。
犬と仲良くなりたければ、その前に飼い主さんと親しくなるように心がけましょう。少なくとも、犬と触れ合う前には必ず飼い主さんに一言ことわりを入れるようにしましょう。万が一、人馴れしていない犬の場合は、飼い主さんがそれを教えてくれるはずです。
ゆっくりと近づき斜めに対峙する
上司や教師が部下や学生と面談を行う際、以前は正面に向き合って座るのが普通でした。しかし最近は、斜めの位置に座ることが増えてきています。真正面に座ると、相手に威圧感を与えてしまうことがあるからです。
それと同じで、初対面の犬の真正面から近づいたり真正面に座ったりすることで、犬に威圧感を与えてしまうことがあります。まだ信頼関係が築けていない犬に近づくときには、ゆっくりと回り込むように近づき、斜めに対峙するようにしましょう。
犬の方から近づいてきてくれそうな場合は、それを待ってください。自分から近づくのではなく、犬の方から近づいてもらうのが、最も理想的な形です。
目線の高さを合わせて自分のニオイを嗅がせる
自分の目線よりも高い位置から見つめられることで、動物は恐怖を感じます。
そのため、犬と親しく触れ合いたい場合は、できるだけ目の高さを犬に合わせましょう。そして犬の斜め前の位置でゆっくりと手を下の方から犬の鼻先に差し出しましょう。
手は軽く握った状態にし、手の甲の方を犬に見せるとより安心させられます。そして、犬の気が済むまで手のニオイを嗅がせてください。
犬の気持ちを尊重する
犬と触れ合うことができたら、次に大切なのが犬の気持ちを尊重することです。犬好きな方が犬と仲良くできない大きな原因はここにあります。
常に自分の気持ちを優先させてしまい、犬が嫌がっていることに気付けないと、犬を不快な気持ちにさせてしまうからです。
どんなにかわいくてもしつこくせず、「もっと遊んでほしい」と思わせるようなタイミングで止めておくことが、次回もまた仲良くできる秘訣です。
まとめ
今回は、犬が「初対面の人にする行動」について解説しました。
今回ご紹介した以外にも、犬は「テンションが高い人」「大きな声を出す人」「予測できない行動を取る人」などを苦手としています。
小さなお子さんや感情的で落ち着きのない方などは、これらの点も意識すると、犬に懐いてもらいやすくなるでしょう。
配信: わんちゃんホンポ
関連記事: