原因は筋肉深部の根深~いコリ!
首と肩の境界線に大きなコリの塊があったら 、それは「ミルフィーユ肩コリ」かもしれません。「ミルフィーユ肩こり」とは、首や背中、肩、上腕など、層を成して重なるように存在するそれぞれ部位の筋肉が、コリ固まっている状態。首や顔、頭への血流にも影響を与えるため、コリが強くなると、 頭痛の要因になったり、顔のむくみやくすみにもつながりやすいのです。マッサージに行っても、また直ぐにコリを感じてしまうという人は、特に要注意です。
5分でできる「ツボレッチ」で深部のコリを緩和
ミルフィーユ肩こりになりやすいのは、「肩井(けんせい)」というツボ付近。ここにお灸をしたり、ホットタオルで温めると、血行が促進されコリ解消に効果的。また、腕や手にも肩コリ改善に効果的なツボがたくさん集まっています。
なかでもお薦めは、「曲池(きょくち)」と「後谿(こうけい)」。曲池を押しながら首をゆっくり3周回し(反対回しも!)、「後谿」を押しながら、首を左右に3往復動かしてください。ツボを押しながらストレッチをすることで、ツボを押すだけのケアよりも筋肉の緊張が緩みやすく、コリがほぐれやすくなります。ツボを押した方に首を動かすと、動きが軽く感じられ、目も開けやすくなるのが実感できると思います。
ツボ押しによるコリの改善は、継続的に行うほど効果的なので、押圧刺激を継続させるのに、刺さない鍼「美鍼(びじん)」を使うのもお薦めです。もともと鍼を怖がる子どものために開発された商品で、「鍼」というネーミングではありますが、刺しませんので、鍼灸師の資格がなくても簡単に使うことができます。お出かけしながら、家事しながら、子どもと遊びながら…。“ながらツボ刺激”ができるので、「鍼灸院に行く時間はないけど、このコリ何とかしたい」という忙しいママにもおススメです。
コリは一緒に過ごした時間が長くなればなるほど、改善するのに時間がかかってしまいます。
放置せずに、早めにケアしましょう。
TVアナウンサー時代に、祖母のすすめで鍼灸を受けて感動した経験から、自ら鍼灸師を目指す。
TVアナウンサー時代に、祖母のすすめで鍼灸を受けて感動した経験から、自ら鍼灸師を目指す。