洗い残しとジメジメ対策のポイント
◆部屋干し臭の予防にはオキシクリーンをプラス
においを抑えるには酸素系漂白剤の除菌パワーを借りるのも有効です。40度くらいのお湯に酸素系漂白剤のオキシクリーンなどを溶かして洗濯すると、汚れを落とすだけでなくカビや雑菌の除菌効果も期待できます。酸素系漂白剤の分量は、パッケージの使用量の目安を参考に。
◆シャツは固形石鹸とブラシで予洗いを
洗濯機だけではなかなか落ちない襟や袖口、わきの汚れは、黄ばみや黒ずみの原因に。しっかり汚れを落とすには、予洗いを。袖口などはお湯で濡らした後に、固形石鹸を衣類に塗り、軽く洗濯ブラシで軽くこすって、そのあと洗濯機へ。衣類を洗う時は、蛍光増白剤が入っていないものを選んで。
◆乾かす時間を短縮して生乾き臭を予防
梅雨の時期は、ただ干しているだけでは乾かないことも。乾かす時間を短くすることで部屋干し臭を予防できるので、扇風機などを使う方法も。洗濯物の水分は下に溜まっていくので、扇風機の風は洗濯物の下の方にあたるように調節するのがポイント。
◆タオルは横向きに干す
タオルはピンチハンガーなどの干し具に干すときは、縦にダランと長く干すのではなく、横向きに干すのが◎。縦に長く干すと水分が下の方に溜まって乾きにくくなるからです。また、バスタオル1枚で、フェイスタオル6枚分の水の量が必要になるので、バスタオルよりフェイスタオルを使った方が節水に。
汚れはシミや黄ばみなど目に見えるものばかりではないので、汚れがきちんと落ちているかわからないもの。洗い残しを防ぐためにも節水モードと洗濯物を詰め込み過ぎには注意ですね。
(取材・文/酒井範子)
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年4月の情報で、現在と異なる場合があります。
本橋ひろえさん
PROFILE)
ナチュラルクリーニング講師。北里大学 衛生学部化学科卒業後化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。2006年より、各地でチュラルクリーニング講師になり、テレビや雑誌などで活躍。ナチュラルクリーニングとは、環境&手肌に優しい、安心安全、手抜きができて楽チン&楽しきちんと洗えたキレイな服を着ること。著書に『やることの「見える化」で掃除をラクにする方法』『ナチュラルおせんたく大全』『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)などがある。
配信: たまひよONLINE
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