猫の『ストレス』ためさせないための5つの工夫 放置すると体調不良や問題行動の原因に

猫の『ストレス』ためさせないための5つの工夫 放置すると体調不良や問題行動の原因に

猫はとっても繊細です。安心できる場所がない、狩りができない(遊び足りない)、トイレが汚れているなど、人間にとっては些細に思えることでも大きなストレスになってしまうことがあります。ストレスが溜まると、体調を崩したり、問題行動の原因になったりするなど、猫にとっても飼い主さんにとっても良いことはありません。猫がストレスなく暮らすためにできる5つの工夫を紹介します。

1.猫が登れる高い場所を用意する

猫は高い場所に登るのが大好きです。猫にとって高い場所は、見晴らしがよく外敵に襲われにくい場所です。また、ほかの猫に対して優位性をアピールできる場所でもあるのです。

室内で暮らす猫は、高い場所に登って部屋の中を見渡して安全を確認したり、来客時に隠れたりします。とくに神経質な猫には安心できる場所になり、ストレスの軽減にも役立つでしょう。

また高い場所に登ることで、運動不足の解消にもつながります。

キャットタワーを設置する、家具の配置を工夫するなどして、猫が安全に登れる高い場所を用意しましょう。

ただし、高齢になって身体能力や筋力が低下してから高い場所に上れてしまうと、けがにつながる危険性もあります。年齢や健康状態に応じて、タワーの高さなどを考慮するよう心がけましょう。

2.思いっきり爪とぎができるようにする

猫の爪とぎは、鋭い爪を保つ以外にも、縄張りの主張(マーキング)、失敗をごまかす、気持ちを切り変えるといった意味があり、ストレス解消にも効果があると言われています。

爪とぎは、猫が爪を研ぎたいと思ったときに思う存分研げるように、場所を変えて複数置いておくようにしましょう。

爪とぎには好みがありますので、最初は素材や形状などが違う爪とぎをいくつか用意するのがおすすめです。

もし爪とぎ以外の場所で爪を研ぎはじめたら、その場所に爪とぎを置いても良いでしょう。壁に貼り付けられるもの、マット型のものなど、さまざまものがあるので、場所に合わせて選んでください。

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