猫の『ストレス』ためさせないための5つの工夫 放置すると体調不良や問題行動の原因に

猫の『ストレス』ためさせないための5つの工夫 放置すると体調不良や問題行動の原因に

猫はとっても繊細です。安心できる場所がない、狩りができない(遊び足りない)、トイレが汚れているなど、人間にとっては些細に思えることでも大きなストレスになってしまうことがあります。ストレスが溜まると、体調を崩したり、問題行動の原因になったりするなど、猫にとっても飼い主さんにとっても良いことはありません。猫がストレスなく暮らすためにできる5つの工夫を紹介します。

3.いっしょに遊んで狩猟本能を満たす

狩猟動物である猫にとって、狩りができないことは、大きなストレスになってしまうと言われています。

本来狩りは、獲物を狩って食べることが目的ですから、室内で暮らす猫にとっては必要のない行動です。

しかし猫は人間といっしょに暮らすようになっても、狩猟本能は消えずに残っています。しかも狩りができないと狩猟本能が満たすことができずにストレスが溜まり、噛みつくなどの問題行動の原因にもなり得るのです。

猫の狩猟本能を満たすには、おもちゃを使っていっしょに遊ぶ必要があります。毎日5〜10分程度でも良いので、遊ぶ時間をつくるようにしましょう。おもちゃを追いかけて飛びついたり、噛みついたり、ケリケリしたりして狩りを疑似体験することで、ストレス発散になります。

狩りのあとは、食事の時間になることが多いため、遊んだあとに食事をあげるとより満足度が高くなるでしょう。

4.安心してすごせる・隠れられる場所がある

猫のストレスを予防するためには、生活環境も重要です。たとえば誰にも邪魔されずにすごせる場所や、なにかあったときに身を隠すことができる場所が必要です。

キャットタワーやキャットウォークなどの高い場所はもちろんですが、狭い場所や薄暗い場所を好む猫にとって、クレートやケージ、箱の中なども安心できる場所になり得ます。

多頭飼いの場合は、ほかの猫が来ない専用の場所をつくるのが理想です。専用の場所が無理でも、ケンカをしたときなどに落ち着くまで逃げ込める場所、姿を隠して静かにすごせる場所は用意してあげましょう。

またベッドを置くなどして猫が快適に過ごせる場所を確保することも大切です。

関連記事: