鶏むね肉は、他のお肉に比べてリーズナブルなのにボリュームたっぷり!ただ、使い勝手はいいものの、しっとり仕上げるのが難しいという一面が…。上手に焼くためのレシピがたくさんある中、下ごしらえでしっとりさせる「ブライン液」を紹介していたのが、料理系YouTuberのエプロンさん。初めて聞いた、この液体。魔法の液体と称されていたので「ブライン液漬け鶏むね肉」と普通の鶏むね肉を焼いて、いざ比較検証!
【ソムリエの新玉料理】イタリアンだけど「鶏むね肉と新玉ねぎの”生姜焼き”」に挑戦!バルサミコが良い仕事
エプロンさんのX(旧Twitter)がこちら!
お肉が驚くほど柔らかくなる
魔法の液体
ブライン液のレシピ!
動画はこちらhttps://t.co/LWzn0KxqkY#胸肉#節約 pic.twitter.com/fVpdeTdjBa— エプロン (@epuepu1492) March 30, 2023
YouTubeでチャンネル登録者数37.2万人の料理チャンネル『エプロン』を運営しているエプロンさんが、X(旧Twitter)に「ブライン液」の情報をポストしていますよ。
画像を見ると、透明な液体がグラスに入っていますが…。これが、「ブライン液」なのでしょうか?
お肉が驚くほどやわらかくなると書かれているので、焼くとパサつきがちな鶏むね肉にぴったりですよね♪初めて聞いた「ブライン液」。とても興味があるので、さっそく作ってみます。
定番調味料を混ぜるだけ♪「ブライン液」を試してみた!
動画では鶏むね肉2枚分の分量で紹介されていましたが、今回は半量にして鶏むね肉1枚を「ブライン液」に漬け込んでみます。
【材料】(鶏むね肉1枚分)
鶏むね肉…1枚(約350g)
砂糖…小さじ1と1/2
塩…小さじ1
水…100ml
ジッパー付き保存袋…1枚
1.ジッパー付き保存袋に鶏むね肉と砂糖を入れ、30秒ほど揉みます。
鶏むね肉は切らずに、ジッパー付き保存袋に入れて砂糖を加えます。
鶏むね肉に砂糖がよくなじむように、袋の上から30秒ほど揉みます。
2.塩と水を加え、空気を抜いて袋の口を閉じます。10秒ほど袋を揺らし、鶏むね肉に塩水をなじませます。
砂糖を揉み込んだ鶏むね肉に、塩と水を加えたら袋の口を閉じます。
塩が溶けるように袋を10秒ほど揺らして、塩水に鶏むね肉が浸かるようにします。
3.冷蔵庫で3時間以上漬けます。
「ブライン液」がこぼれないように袋の口をしっかりと閉じ、冷蔵庫で3時間以上漬け込みます。12~24時間漬け込むとさらにやわらかくなるそうですが、今回は4時間30分漬け込みました。
4時間30分「ブライン液」に漬け、軽く水分を拭き取った鶏むね肉がこちらです。「ブライン液」に漬け込んだことで、鶏むね肉がふっくらとして、少し大きくなった印象です。
「ブライン液」に漬けた鶏むね肉は驚くほどやわらかくなると、エプロンさんが紹介していましたが、どれくらいやわらかくなるのか気になります!そこで、この下処理をしていない「普通の鶏むね肉」と比較してみることに♪
「ブライン液漬け鶏むね肉」と「普通の鶏むね肉」を焼いて比較してみた!
左:「ブライン液漬け鶏むね肉」、右:「普通の鶏むね肉」。
「ブライン液漬け鶏むね肉」と「普通の鶏むね肉」を並べてみました。「ブライン液」に漬けた鶏むね肉(画像左側)の方が、張りがあって、色も鮮やかなピンク色です♪
比較してみると、下処理をしていない普通の鶏むね肉(画像右側)は、色が少しくすんでいるように感じますが、スーパーで売っているような一般的な色合いです。「ブライン液」に漬けると、発色がよくなるということがわかりますね。
今回は「ブライン液漬け鶏むね肉」と「普通の鶏むね肉」の味とやわらかさを比較するため、塩とこしょうを適量振ってフライパンで焼いてみます。
サラダ油を引いたフライパンを中火で熱し、片面2分ずつ焼き、フタをして弱火で5分蒸し焼きにしました。
同じ条件で焼きましたが、左側の「ブライン漬け鶏むね肉」には香ばしい焼き色が♪「ブライン液」に含まれる砂糖の効果で、焼き色が付きやすいのでしょうね。
鶏むね肉の味を確かめるため「ブライン漬け鶏むね肉」と「普通の鶏むね肉」をそれぞれ1個を取り出しておきました。
残りの鶏むね肉には酒、しょうゆ、みりんを各大さじ1/2杯混ぜた調味液を加えて味付けします。1分ほど煮詰めて味を絡ませました。
「ブライン液漬け鶏むね肉」と「普通の鶏むね肉」を食べ比べしてみた!
【ブライン液漬け鶏むね肉】
まずはフライパンで焼いただけの「ブライン液漬け鶏むね肉」を実食!半分に切ってみるときめ細やかな断面♪パサつきやすい鶏むね肉ですが、この断面を見る限り、とてもしっとりしているみたい!
口に入れるとふっくら、しっとり、ジューシーと、パサつき感がまったくない仕上がりです。そして程よい塩味が付いていて、焼いただけなのにとってもおいしい!旨味がたっぷりで、特別な味付けをしていなくても、まったく物足りなくはありません♪
照り焼き風に味付けした方を食べてみると、こちらもしっとりとした食感♪表面に香ばしい焼き色が付いている分、焼き鳥のたれのようなコクを感じます。たれもほんの少しだけとろみが付いているようで、鶏むね肉に絡んでいる感じがしました。
ちなみに動画では、お箸でも裂けると紹介されていましたが、今回は大きめに切ったためか、お箸で裂けるほどのほろほろ感はありませんでした。
【普通の鶏むね肉】
次は下処理をしていない、「普通の鶏むね肉」を実食!まずは焼いただけの「普通の鶏むね肉」を切ってみると、鶏むね肉の繊維がはっきりとわかる断面に。「ブライン液漬け鶏むね肉」と明らかに違いが現れています。
食べてみるとぎゅっと詰まっている感じがして、鶏むね肉らしい淡泊な味わいが広がります。蒸し焼きにしたのでパサつき感はそれほどありませんが、噛み心地がまったく違い、噛んでいるうちに飲み物が欲しくなるような食べ心地でした。
照り焼き風に味付けした「普通の鶏むね肉」もおいしそうに焼けていますが、食べてみると表面にだけ味が乗っていて中まで染みていない印象です。そして鶏むね肉の繊維感が口の中に残り、よく噛まないと、のどを通らない仕上がり。
また、「ブライン漬け鶏むね肉」の照り焼きに比べると、たれがサラッとしていて鶏むね肉に掛けても流れるような感じでした。
砂糖&塩と水で作れる「ブライン液」は鶏むね肉をしっとりさせる効果が♪
YouTubeの料理チャンネル『エプロン』で紹介されていた「ブライン液」は、常備している調味料と水だけで出来る、とっても手軽な下ごしらえ法でした。
買ってきたままの鶏むね肉を中火で焼くとパサつきますが、「ブライン液」に漬けると中火で焼いても、しっとり!きめ細かく焼き上がり、食感も旨味も段違いの差がはっきりと出て、これは試さない手はない!と大満足の結果を得られました。
ちなみに「ブライン液」に漬けた鶏むね肉は軽く水分を拭き取って、ラップで包んで冷凍も出来るそうですよ。鶏むね肉を買って来たら、”とりあえず「ブライン液」に漬ける”を習慣化すれば、パサついた鶏むね肉料理とはおさらば出来そう♪
とても簡単な下ごしらえ法なので、ぜひ一度お試しくださいね。
配信: あたらしい日日
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