長野県東御市の恵みをいただく一夜限りのワインペアリングディナー

長野県東御市の恵みをいただく一夜限りのワインペアリングディナー

今、ますますおいしくなる日本ワインの中で、最も活況のある地と言われているのが長野県の東御市。そんな東御で生まれるワイン11種類を、地元で人気の2人のシェフのお料理に合わせていただく「TOMI WINE FESTA 2024 SPECIAL DINNER “tsunagu”」に編集部が参加してきました。

17品種のブドウから造られたオリジナルワイン

もう1つの新しい取り組みが、東御ワインフェスタ2024オリジナルワイン「Assemblage 2023」。今回のイベントのために東御市内の19生産者からシャルドネ、巨峰、ソーヴィニヨンブランなど17品種ものブドウを集め、Aperture Farm and Wineryにて醸造したというロゼワイン。

色鮮やかな美しいエチケットを手掛けた東御市在住のアーティストSarryさんも会場に駆け付け、「ワインを試飲したときに感じた、優しくて丸い平和なイメージを描きました」と言うワインは、お花のようなアロマがふわりと香り、17もの品種が見事に調和した唯一無二の味わいでした。今後毎年、醸造するワイナリーが毎年変わるそうなので、来年以降もお楽しみに。

生産者がサーブをし、直接会話ができるという特別感

地元の食材を使った料理が続々と提供され、佐久市産の信州サーモンに合わせたのは、ヴィラデストワイナリーの「ヴィニュロンズリザーブ シャルドネV.V. 2022」

代表の小西超さんが「ヴィラデストのオーナーの玉村豊男が32年前に東御に移り住み、1992年に東御に初めてワイン用ブドウの樹を植えました。そのシャルドネと、私がこの東御に移り住んできた2000年に植えた古木のシャルドネだけを使ったヴィラデストを代表するワインです」と話す、まさに“東御ワインの原点”ともいえる1杯は、香り豊かでリッチなボリュームがあり、余韻がいつまでも続く素晴らしい白ワインでした。

そんなワインをテーブルをまわってサーブをしてくれるのは、なんと、ワインの造り手たち。直接お話をお聞きできる夢のようなひとときに、どのテーブルもまるでファンサービスさながらの光景と笑顔が溢れます。

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