地元の豊かな食材と造り手たちの想いをともに
メインディッシュは、地元のシェフたちから絶大な人気を集める東御市産のブランド牛・信州峯村牛のロースト。それに合わせたワインは、Domaine Nakajima「カベルネフラン2022」とAperture Farm and Winery「Ignore them 2022」
「東御に来て最初に植えたのがカベルネフラン。1番自信を持ってお出しできるのが、このカベルネフランです」とDomaine Nakajimaの中島豊さん。
今回のディナーの実行委員でもあり、2022年にワイナリーを設立したAperture Farm and Wineryの田辺良さんは「メルロで作ったトップキュヴェをお出ししています。それまでは委託醸造でワインを造っていたのが、この年に自分のワイナリーができて、チャレンジをしながら自分の造りを通したワイン」と、各造り手が想いのこもった渾身の1本を用意していることに、東御の造り手たちのこのディナーにかける熱量が伝わってきました。
シェフから見た東御の食とワイン文化の広がり
料理だけでなく、チーズやパン、コーヒーも東御産と東御の食の豊かさを存分に堪能。五十嵐シェフからは「僕は生まれも育ちも東御で、合併前の東部町の頃から比べると本当に変わった。昔は国道沿いにドライブインがあるくらいで上田市と小諸市の間の通過都市だったんです(笑)。そんな町にこれほどのワインの造り手や名取シェフのような方が県外から来てくれて、東御の食文化が毎年、毎年、徐々に広がっているのを実感しています」とずっとこの地を見てきたからこそのお言葉。
対する名取シェフは「目指しているのは、どこでも食べられるんじゃなくて、ここに来て、この地元の食材を出して、それと合うワインを楽しめることができる店。そして、東御がわざわざ来ていただくような町になっていったら」と語ってくださりました。
配信: OZmall