犬とコミュニケーションを取るためのボディランゲージ
「愛犬とコミュニケーションがとれたらどんなに嬉しいだろう?」と考えたことはありませんか?
巷には犬の声を分析して「うれしい」「飼い主さん」「さみしい」など、文章で可視化するような道具も売られていますよね。
しかし、実際に犬の気持ちの理解に近づこうと思ったら、犬のコミュニケーション方法を知る必要があるのです。
犬は体のパーツや声のトーンなどを使い分ける、ノンバーバルコミュニケーションという方法でお互いに会話をします。
筋肉の緊張の有無や耳の向き、唇の長さや体重のかけ方など、ボディランゲージは大切なコミュニケーションサインなのです。
例えば、「嬉しいとき犬は尻尾を振る」という話を聞いたことがある人は、きっと少なくないでしょう。
しかし、実際は嬉しくないネガティブな状態であっても、犬は尻尾を振ることがあります。
もしもボディランゲージを正しく理解していなければ、「尻尾を振っているからよろこんでいるんだ!」と誤解し、犬との関係に溝を作ることにも。
そうしたすれ違いと溝の深まりを防ぐためにも、ボディランゲージを正しく読み理解することは重要です。
ボディランゲージを読めないと犬のしつけはうまくいかない
多くの人は犬の立ち振舞をよくしようと、犬をコントロールししつけようとします。
しかし、今まさに目の前の犬がとっている反応や行動には、必ず理由があるということを忘れてはいけません。
理由を知りそれに伴った対応をしなければ、一見目の前の問題にうまく対処できたように見えても、新たな問題が次々と出現してしまいます。
例えば「吠えている」と一口に言っても、なぜ吠えているのか?その原因がわからなければ、決して解決はできません。
仮に、叱るなど罰を与えてコントロールしたならば、その不快から逃れるために攻撃をしてくる可能性もあります。
攻撃をすることがなくても、ネガティブな刺激を与えるような相手に対して、信頼や信用といったポジティブな気持ちになれるでしょうか。
その逆で不信感が大きくなり、常に顔色を伺い媚びを売るような姿勢を見せるでしょう。
あなたは本来、愛犬とポジティブな絆で結ばれ楽しく生活したいと考えていたはずですが、その理想から遠く離れた場所にたってしまうのです。
しかし、ボディランゲージを正しく観察し読むことができていれば、そのような事態を避け適切な対処に近い行動を飼い主として取れます。
しつけがうまくいかない理由のひとつが、ボディランゲージを正しく読めていないというものもあるので、正しくボディランゲージを読めるようにしましょう。
配信: わんちゃんホンポ