「季節の行事をキッズと楽しみたい!」
「こどもとのおうち遊びを楽しみたい!」
「そろそろ習い事を始めたいけど、何がいいかな」
そんなママたちのお声におこたえするのが「こどもとたのしむ monthly art class」と題してお届けする、Little Special Studioのマンスリー連載。
おうち時間で、キッズと一緒に楽しみながらアートに触れてみませんか?
お月見をしよう!
今年の十五夜はいつ?
夜空に輝く、美しいお月さまを眺める「お月見(十五夜)」。
暑さもだいぶ和らいで、満月の夜を楽しむ秋の風物詩ですよね。
今年の十五夜は、9月17日(火)。
今回の「こどもとたのしむ monthly art class」では、意外と知らないお月見の由来や楽しみ方をご紹介。
お月見団子やそれを飾る三方(さんぼう)の作り方もあるので、ぜひ食育や知育を兼ねて親子で一緒に作ってみてくださいね。
十五夜の意味やお月見の由来とは?
十五夜って?
「十五夜」とは、旧暦の8月15日の夜のこと。秋の真ん中に出る月なので、「中秋の名月」とも呼ばれています。
現在の新暦は旧暦から1か月程度ずれているので、9月中旬から10月上旬の間の満月の夜が十五夜となります。
お月見の由来は?
十五夜のお月見は、元は中国の文化。
「中秋節」と呼ばれる中国の風習だったお月見が、日本に広まったのは「平安時代」だと言われています。
まず貴族のあいだで宮廷行事として広まり、管弦楽を楽しんだり、詩歌を詠んだり、お酒を飲んだりと豪華な宴が催されていたんだそう。
庶民がお月見をするようになったのは、「江戸時代」に入ってから。
お月見の時期が農作物の収穫の時期と近かったことから、月を見て楽しむだけだった貴族とは違い、無事に稲を収穫できた喜びを分かち合い、感謝する日へと変化していったんだとか。
なぜお団子とすすきを飾るの?
お月見団子
収穫を祝う「お月見」。
もともとは秋に収穫された栗や里芋をお供えしていましたが、中国での中秋節に飾る月餅にならって、お団子を供えるようになったと言われています。
お月見団子の丸い形は満月に見立てたもので、十五夜にちなんで15個をピラミッドの形のように飾るのが一般的。
お月見を終えた後に食べることで、健康や幸せを得られるとされています。
お月見どろぼう
昔は「お月見団子が盗まれると「お月様が食べてくれた」と考え、豊作になる」という言い伝えがあり、この夜だけは子供たちがお供えものや他人の畑の芋を盗んでも許されるとされていました。
現代でも一部地域では、お月見どろぼうになぞらえて、お団子やお菓子をもらい合うという風習が残っているんだそう。
すすき
すすきはまだ収穫前であった稲穂の代わりとして、飾られるようになったと言われています。
またすすきの切り口は鋭いので、悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味が込められています。
配信: ARCH DAYS