犬が『顔を執拗に舐めてくる』主な理由は?
犬が飼い主や家族の顔を舐めようとする光景は珍しくありません。犬が顔を執拗に舐めようとする主な理由は、以下のような心理が関係しています。
甘えたい
かまってほしい
愛情表現
お腹が空いた
散歩に連れていってほしい
不安を解消してほしい
状況によって心理が異なるので、その時の愛犬の様子や状況に応じて適切に対応してあげると良いでしょう。
しかし顔をなめられる行為自体は、犬の口内に常在している細菌が飼い主の顔や口に移ってしまう恐れがあります。なるべく口を直接舐められないよう気をつけてください。
犬の『顔舐め癖』をやめさせる方法は?適切な対処法を紹介
犬が顔を舐めるのは愛情を伝える行為です。そのため、強く「やめて」と突っぱねてしまうのはかわいそうと感じる方も多いでしょう。
では、犬の『顔舐め癖』はどのようにやめさせるべきなのでしょうか。ここでは適切な対処法を紹介します。
1.犬の口元を手で抑える
犬が顔を舐めようとした時、舐められる前に口元を手で抑えたり、飼い主と犬の口の間に手を入れ込むことで「舐めたらダメだよ」と伝えましょう。
一度ではこの行動の意味を理解できなくても、犬は賢いので何度も同じ行動を繰り返すことで、「もしかしてダメなのかな?」と理解してくれる犬が多いです。
また、口元に手を当てることで「手を舐めることで愛情表現する」ことを覚えてもらうことにもつながります。手は洗えば清潔に保つことができるので、こちらに誘導する方法も1つの対処法です。
2.顔を背ける
犬に顔を舐められそうになったとき、顔をぷいっと別の方向に向けることで「あれ?」と舐める行為をやめてくれる犬も多いです。
しかし、顔を背けてもそのまま頬を舐め続ける犬もいるため、犬によっては効果がないことも…。最初から強く「ダメ」と伝えることに躊躇する飼い主さんは、何度か試してみると良いでしょう。
3.「ダメ」と低い声で言う
最も犬にわかりやすく「やめてね」と伝える方法は、犬が顔を舐めようとしたときに「ダメ」と一言はっきりと低い声で伝える方法です。
このとき、高い声で「ダメだよ〜」と言ったり笑いながら言ったりすると、「喜んでくれている」と勘違いさせてしまい、逆効果になることも。
はっきりと低い声で伝えることで、「飼い主さんが嫌がっている」「あまり良い感情は持っていない」と伝わりやすくなります。
4.その場を立ち去る
犬が顔を舐めようとしたとき、スッと立ち上がってその場を立ち去ってしまうのも1つの方法です。
「顔を舐めようとすると飼い主がいなくなってしまう」と学習させることで、「顔を舐めようとしても良いことはない」と顔を舐める行為を自らやめるきっかけになることがあります。
一度では理解してもらえないので、何度も繰り返しましょう。繰り返すうちに「もしかしたら…」と犬自身が考えるようになります。
配信: わんちゃんホンポ