中学生向けのキャリア教育用カード教材を開発!6月より学校へ無償出張授業を展開

学校・企業・大学とを結び、誰もが教育に関わり、貢献することができる社会をめざす「企業教育研究会」が、マイナビと、中学生向けのキャリア教育用教材「カードゲームで学ぶキャリア図鑑 -未来を拓く仕事と社会!自分の可能性を探求しよう-」を共同開発!6月より全国の中学校へ無償で出張授業を展開する。

オリジナルカードゲームを共同開発

2020年度より小・中・高校に「キャリア・パスポート」が導入され、キャリア教育において新たな取り組みが求められるようになった。文部科学省「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項(※1)には、「キャリア・パスポート」導入に至る課題として、「ややもするとキャリア教育は就業体験や進路指導といった狭いものとして捉えられがち」な場面もあると指摘されている。

キャリア教育の授業プログラムの提供に長く関わってきた「企業教育研究会」は、キャリア教育の中心であった職業調べについて、子どもたちが既存の知識で把握できる仕事を中心に調べる傾向があると考えており、職業についての視野を広げることができないだろうかと感じていたという。

このことは、子どもたちにもっと幅広い職業に目を向ける機会を得て欲しいと願うマイナビの思いとも重なり、今回、マイナビ50周年記念事業の1つとして、オリジナルカードゲームを共同開発が実現。開発したカードゲーム教材は、同教材を活用した新しい授業プログラムの出張授業を通して、全国の中学校へ向け無償で展開される。

バーチャル鉱山を充実させていくゲーム設定

授業プログラムは、企業講師(マイナビの社員)と子どもが直接関わる出張授業形式。対象は中学2年生で、授業時間は2コマ(50分×2)だ。

内容は、鉱山閉山後、少子高齢化と人口減少が進んだ“まいひな市”という架空の市を舞台にした、ストーリー性のある授業。この状況を打破するため、4人の市民が立ち上がり、様々な業種を連携させてバーチャル鉱山を充実させていくという、設定でゲームを進めていく。

子どもたちはカードゲームを通して、世の中に17,000以上もの職種があり、100以上もの業種に分かれていること、社会は様々な業種が連携して成り立っていることを学ぶ。また、キャリア支援を事業の中核に据えるマイナビ社員の解説や、実社会の事例紹介を通して、子どもたちはより現実に即した学びの機会を得ることができる。

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