愛犬の『おやつ催促』がしつこい時の対処法とは?愛犬からの要求は無視すべき?

愛犬の『おやつ催促』がしつこい時の対処法とは?愛犬からの要求は無視すべき?

犬のおやつは制限すべきと考えていても、愛犬の要求がエスカレートしてしまうと悩んでしまいますよね。愛犬からの要求は無視すべきでしょうか。この記事では、愛犬の「おやつ催促」がしつこい時の対処法についてご紹介します。

愛犬の「おやつ催促」がしつこい時の対処法

犬にとっておやつは魅力的な食べ物であるため、一度与えると欲しがるのは当然のことです。しかし、与えすぎは体に悪影響をもたらすため、適切な食事量を守らなければなりません。

とはいえ、「愛犬がおやつを欲しがるとつい応じてしまう」という方が多く見られます。最近では在宅勤務になったことで、「おやつを与える機会が増えてしまった」という飼い主さんも少なくはないようです。

ただし、愛犬からの要求が過剰になってしまうとイライラの原因になりやすく、吠えたりご飯を食べなくなったりなどさまざまな問題が出てきます。では、一体どのように対応すべきでしょうか。

そこで今回は、愛犬の「おやつ催促」がしつこい時の対処法をご紹介します。愛犬のおやつに関して悩んでおられる場合はぜひ確認しておきましょう。

相手にしない

愛犬におやつを催促をされても、まずは相手にしないように心がけましょう。欲しがるまま与えれば、要求はエスカレートする一方です。

犬のおやつは「まて」や「おすわり」などが成功したときのご褒美として少量を与える程度でよいため、吠えたりじっと見つめられたりしても無視してしまいましょう。

愛犬からの要求に応えてばかりいると、問題行動へ発展する可能性があります。また、叱る機会が増えてしまう方は、別の部屋へ移動してしまうのも一つの方法として提案します。

食事の量を見直す

愛犬がおやつを欲しがる時は、1日の食事量が適切であるか見直してみましょう。

犬の食事量は、おやつを含めた分量を与えるのが適切です。食事が不足している可能性を踏まえて見直し、食事とおやつのバランスを考えてみてください。

ご飯の時間帯や回数を変える

おやつを与える回数を減らす工夫として、食事の時間帯や回数を変える方法もあります。1日2回の食事を3回に変え、少量ずつ与えてみてください。空腹を感じる時間帯を減らし、おやつはトレーニング中に与えるなどメリハリをつけましょう。

散歩に行ったら食事にする、という方法も有効です。その場合は、帰宅から30分以上空けてから与えるようにします。

なお、散歩の直前や直後に食事を与えると、消化不良や胃拡張、胃捻転などのリスクが高まるため注意が必要です。

丸飲みできない食事やおやつにする

おやつの催促と共に犬の早食いも気になる時は、早食い防止専用のフードボウルや犬用の知育玩具を用いるのもおすすめです。食事時間が長くなるため食べ過ぎ防止になり、おやつを与える機会も減らすことができます。

また、にんじんやキャベツなど、よく噛んで食べないと飲み込めない野菜を食事やおやつにするのもおすすめです。

ほかにも、歯磨きガムのような、丸飲みができずに少量で長持ちするものに変える工夫も行いましょう。

コミュニケーション時間を増やす

愛犬がおやつを催促するのが癖になるとキリがなくなり、飼い主さんもイライラしてしまいますよね。

そこで、愛犬が退屈になりやすい時間帯には、一緒に遊んだり散歩に出かけたりなどすることで、愛犬と積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。

おやつを食べすぎると肥満の原因になるため、体を動かす機会を増やすことが大切です。犬は運動をするとストレス発散をしやすく、体力を消耗するとよく眠れるようになります。

認知症などを患っていないか観察する

何度食事やおやつを与えても欲しがる時は、認知症などを患っている可能性も。その場合は、一度獣医師に相談してみることをおすすめします。

また、運動量が低下するシニア犬がおやつを食べすぎてしまうと肥満のリスクが上がるため、注意深く対応しなければなりません。

犬は認知症を患うと、食事よりもおやつを好む傾向があるため、欲しがるまま与えるのは危険です。

愛犬の食事の量や体調に変化が見られたら、すみやかに動物病院に相談し、病気を早期発見することを心がけましょう。食事についても獣医師に相談しながら、適切な与え方を続けることが大切です。

まとめ

愛犬から「おやつちょうだい」と切ない表情で催促されると、なんだか可哀想な気持ちになるのは、飼い主さんなら誰でも共感できますよね。

しかし、欲しがるまま与えるのは、結果的に愛犬にさまざまなリスクを与えることになります。

おやつの催促に悩んでいる方は、今回の対処法を参考にしながら工夫を行ってみてください。

もし成果が見られない時は、ドッグトレーナーや獣医師などの専門家に相談してみることもおすすめします。

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