犬の「へそ天」とは
あなたは犬の「へそ天」を見たことはありますか?
犬のへそ天とは、犬が仰向けに寝転がって足を広げて大の字の体勢になること。おへそを天に向けて寝ることから、「へそ天」と呼ばれています。
へそ天のその大胆でユーモラスな姿は、SNSなどで「可愛い」と大人気になっており、愛犬のへそ天にメロメロになってしまう飼い主さんも多いようです。
しかし、なぜ犬はヘソ天をするのでしょうか。愛犬がへそ天をしている時、何を考えているか気になりますよね。犬がへそ天をするのには、いくつかの理由があるようです。
犬が「へそ天」をするときの5つの心理
犬はへそ天をしている時、主に次のような心理をしていると考えられています。愛犬にはどれが当てはまりそうか、チェックしてみてくださいね。
1.お腹を撫でて欲しい
犬は飼い主さんに「お腹を撫でて欲しい」という気持ちでへそ天をすることがあります。
お腹を見せて「撫でて~♡」とアピールされると、忙しくてもつい手を止めて撫でてしまうという飼い主さんは多いでしょう。
急所であるお腹を撫でて欲しいと甘えてくるのは、飼い主であるあなたのことを心から信頼し、好きだと思っているサインです。愛犬がへそ天でおねだりしてきたら、優しく撫でてあげると良いでしょう。
2.あなたに敵意がありませんというアピール
叱った時に愛犬がへそ天をしたら、それは「降参です」「敵意はないので許してください」というメッセージです。
飼い主さんに叱られた時以外では、自分より強い犬に出会った時などにこの行動を取る犬が多いでしょう。
お腹は犬にとって一番弱い部分ですので、それを相手に見せるということは「自分には攻撃する気はありません」という意思表示になるのです。
3.気持ちが良い
犬は気持ちが良い時にもへそ天をすることがあります。
飼い主さんに撫でられたり、ブラッシングをされて気持ちが良くなると、伸びをしながら仰向けになり、そのままへそ天のポーズをする犬は多いでしょう。
お腹を優しく撫でてあげると、犬はさらに気持ちよくなってくれるはずです。
4.心からリラックスしている
寝ている時やソファーで家族とくつろいでいる時などにへそ天をするのは、犬が心からリラックスしている証です。
犬は緊張している時ほど体を硬直させ、お腹を見せようとしないので、力を抜いて仰向けになっている時は安心しきっていることが分かります。
愛犬がへそ天で眠っていたり、隣でくつろいでいる時は「心を許してくれている」と思って良いでしょう。
5.暑くてたまらない
夏になると、へそ天をする犬が多くなります。
犬達は毛皮があり体温も高いため、暑さが苦手です。暑い部屋で丸まって寝ていると熱がこもってしまうため、体温を少しでも下げるために仰向けになり、へそ天の状態で寝ることがあるのです。
愛犬がへそ天になりながら「ハッハッ」と荒く短い呼吸をしていたら、室温が高過ぎるサインですので、熱中症にならないようエアコンなどで温度調整をしてあげましょう。
配信: わんちゃんホンポ