『寿命が短い』と言われる猫種3つとその理由 長く一緒にいるための心得も

『寿命が短い』と言われる猫種3つとその理由 長く一緒にいるための心得も

猫の平均寿命は14.7歳ですが、それよりも短命だといわれる猫種もいます。そこで今回は、代表的な「寿命が短い」と言われる猫種とその理由、さらに長く一緒にいるための心得を紹介します。

1.ミヌエット

短足とフワフワの毛並みが可愛い「ミヌエット」の平均寿命は個体差がありますが9.2歳といわれます。平均寿命の14.7歳と比べるとかなり短命ですが、その理由は遺伝的疾患ををもつ可能性や猫種特有の疾患のなりやすさなどの可能性が言われています。

そのひとつは「肥大型心筋症」で、心臓病の一種で心臓の筋肉が厚くなり、血液の循環が上手くいかなくなることが特徴です。初期症状はとても分かりにくいのですが、進行すると呼吸が苦しそうになるなど循環や肺の異常が見られます。7歳以降のシニア猫はもちろん、若い猫でも発症する可能性がある病気です。

また、腎臓に嚢胞ができる「多発性嚢胞腎」に注意が必要という説もあります。慢性腎臓病と似た症状を現しますが、先天性の疾患で命を脅かす可能性もある怖い病気です。これはミヌエットの血縁種である「ペルシャ」の影響だといわれています。

2.エキゾチックショートヘア

日本でもポピュラーな「エキゾチックショートヘア」の平均寿命は12.8歳です。こちらもペルシャを起源に品種改良されているため、「多発性嚢胞腎」に注意が必要といわれています。

また短頭種といって鼻がつぶれた猫種で、身体的に呼吸しにくいという特徴があります。ブーブーと鼻を鳴らすように呼吸したり、いびきをかくといった症状が出たときは要注意。他の猫種と比べると熱を逃がすのも苦手なので、熱中症になりやすい猫種でもあります。

またエキゾチックショートヘアは好奇心旺盛な性格ではありますが、運動量が少なめです。そのため太りやすく、肥満体型に陥りやすい傾向があります。猫の肥満は呼吸器系疾患や関節炎、糖尿病の要因となるため、積極的に運動させてあげましょう。

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