新じゃがいも・普通じゃがいもの違いは
新キャベツ、新玉ねぎ、新ごぼうなど、春から夏にかけて、「新」の付く野菜が続々と旬を迎えます。この記事では、“新じゃが”こと「新じゃがいも」にスポットをあてたいと思います。
▲収穫後すぐに出荷される新じゃがいも。皮が薄く、小ぶりなサイズのものも多い。
「新じゃがいも」は、収穫されたばかりのじゃがいものこと。完熟する前に収穫され、すぐに出荷される場合が多いようです。鹿児島や長崎など九州地方で3月ごろから収穫が始まり、静岡や関東は5~7月ごろ、最後が最大産地の北海道で9~10月ごろに収穫のピークを迎えます。
▲収穫後に貯蔵した一般的なじゃがいも(熟成じゃがいも)は皮の色が濃く、厚め。サイズも大きめなものが多い。
つまり、収穫の最盛期は春夏と秋の年2回あり、主に春夏に収穫されたものが“新じゃが”として出回り、秋に収穫されたじゃがいもは貯蔵・熟成させて、冬から春まで食べられる一般的なじゃがいもとして出回ります。前者が「新じゃがいも」、後者が「熟成じゃがいも」と区別すると分かりやすいでしょうか。いずれにしろ、九州から北海道まで全国のじゃがいも農家さんがリレーのように収穫を続けてくれるおかげで、私たちは年中じゃがいもを食べることができるわけですね。
皮ごと食べられる新じゃがは、栄養面も優秀!
「新じゃがいも」と「熟成じゃがいも」の大きな違いは、貯蔵期間の有無ということが分かりました。その違いは栄養や味にどう影響するのでしょう。
▲水洗いで皮の表面の汚れを落とし、皮付きのまま、茹でたり蒸したり揚げたりして食べたい「新じゃがいも」。
配信: LASISA