【ヤオコー】PB新商品、セブンにそっくり!? 飲んでわかった味の違いは?


ヤオコーの看板(写真;サイゾーウーマン)

 関東一円に展開され、人気を集めるスーパーマーケットチェーン「ヤオコー」。同店のプライべートブランド(以下、PB)も好評ですが、4月に発売されたとあるPB商品が明らかに他社のPB商品を意識しているのでは、という疑惑が浮上。日頃から同チェーンに足繁く通うグルメライターが、そんな商品の実力を測るべく、“本家”との比較を行ってみました。

目次

【ヤオコー】PB新商品がセブンにそっくり

価格はほぼ互角!

食物繊維入り炭酸飲料、栄養成分はヤオコーの勝ち!

乳酸菌系炭酸飲料、栄養成分は?

【実飲】味は違っていた!

「ヤオコー」ファンからのお願いとは?

【ヤオコー】PB新商品がセブンにそっくり

 株式会社ヤオコーが関東一円に展開するスーパーマーケット「ヤオコー」。

 以前その魅力を紹介する記事を書いた通り、「業務スーパー」と並んで日々同チェーンに通い詰める筆者ですが、リーズナブルなものからクオリティのしっかりしたものまで幅広い品揃えと、独自の魅力のあるPB商品がこのスーパーの魅力だと思っています。

 ある日、そんな「ヤオコー」へと買い出しに向かった際、ちょっと見逃せない商品を発見してしまいました。


ヤオコーの新商品(写真;サイゾーウーマン)

 それがこちらの「ファイバースパークリング」と「乳酸菌スパークリング」です。名前の通り、前者は食物繊維、後者は乳酸菌が含まれたゼロカロリー炭酸飲料で、いずれも480ml入りで税込105円。

 「ヤオコー」の公式サイトの商品紹介によれば、これらは今年の4月に販売開始された商品で、「Yes! Happiness」という栄養バランスなどを意識した健康的な食品類のPBラインの商品となっています。

 一般的なメーカー品よりもお得感の強い、いかにもPBの炭酸飲料という価格の2種類の商品ですが、筆者をはじめとして、これらの商品になぜか見覚えがある人も多いのではないでしょうか?


(写真;サイゾーウーマン)

 そう、それは大手コンビニチェーン「セブン・イレブン」のPB商品「ゼロサイダートリプル」シリーズの「ゼロサイダートリプル ファイバー」と「ゼロサイダートリプル 乳酸菌」です。

 こちらは2022年3月から発売されているゼロカロリー飲料(「ファイバー」に関しては、「ゼロキロカロリーファイバー」の名前でそれ以前より販売)で、いずれも108円。

ファミリーマート、イオンに続いてヤオコーも?

 セブン・イレブンはこれらの発売発表の際、顧客の健康的な食生活への貢献に取り組むことを目的とした商品であることを説明しています。現在も販売が続く人気商品で、ファミリーマートが「DAKARA スーパーサイダーファイバー」という明らかに「ゼロサイダートリプル ファイバー」を意識したPB商品をのちに発売。

 大手スーパーチェーンの「イオン」グループでは、なんと「食物繊維・乳酸菌が入ったサイダー」という、2種類のいいとこどりをしたような商品(ただし、こちらはゼロカロリーではありませんでした)を販売するなど、フォロワーは多く存在していましたが、「ヤオコー」も「セブン・イレブン」から2年あまりの時を経て、大胆なオマージュ商品を出してきたということになります。

セブンの「ゼロサイダートリプル ファイバー」は「ファイブミニ」?

 もちろん、人気のある商品の類似を後発で出すこと自体は食品業界においてままあることです。そもそも、「ゼロサイダートリプル」自体も多くの口コミなどで指摘されている通り、「ファイバー」は明らかに味や色味、食物繊維入りという点を鑑みても1988年に販売が開始された食物繊維入り炭酸飲料「ファイブミニ」を参考にしているであろう商品。

 「乳酸菌」も味わいこそ少し異なりますが、「カルピスソーダ」(カルピス株式会社)や「スコール」(南日本酪農協同株式会社)などの乳酸菌系炭酸飲料のフォロワーであるといえるでしょう。

 我々消費者目線でいえば、何よりも大事なのはコスパや味。

 今回は、「ヤオコー」の「ファイバースパークリング」、「乳酸菌スパークリング」と「セブン・イレブン」の「ゼロサイダートリプル」2種について、をそれぞれの内容量や価格、栄養成分、味などの点から比較して、どちらがお得かジャッジしてみることにしました。

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