東京都あきる野市深沢エリアにある、アジサイの名所として知られる「南沢あじさい山」が、さらなる持続可能なエコツーリズム地域を目指し、ロゴマークやWEBサイト、会場内の木質化など大きくリニューアルする。
南澤忠一さんが作り上げたアジサイの楽園
「南沢あじさい山」は、南澤忠一さんが50年以上にわたって情熱を注いで山林に作り上げた、アジサイの楽園。10,000株を超える100種とも言われるアジサイが山を覆い、訪れる人々を魅了している。
地域から親しまれていた「ちゅういっちゃん」こと南澤忠一さんの似顔絵をイラストに
南澤忠一さんは、昨年のシーズン後に惜しまれつつ亡くなったが、地域の若者たちに引き継がれた「南沢あじさい山」は、自然と地域との調和を大切にし、これまで以上に持続可能な観光名所を目指していくという。
忠一さんの「忠」の字をモチーフに新たにつくられたロゴマーク
今回のリニューアルでは、ロゴマークやWEBサイトを大きくリニューアルするほか、
新設する東屋(完成イメージ)
コンクリートを使用しない木製基礎(土中30年耐腐朽の超高耐久木材)で新設する東屋や、木製基礎のデッキテラス、展望台も新設予定だ。
自然を五感で楽しめる多彩なコンテンツ
「南沢あじさい山」は、単なるアジサイの観光地ではなく、東京とは思えないほどの豊かな自然環境と、地域がもつ様々なアクティビティが揃い、訪れる人々に特別な体験を提供。アジサイを楽しみながら山頂まで登れるコースや、見晴らしの良い尾根沿いに続くトレイルコースは、登山、ハイキング、トレイルランをする人にも人気のスポットとなっている。
「南沢あじさい山」の山頂を越えたハイキングコースの先には、地域を代表する温泉施設「瀬音の湯」が。
「南沢あじさい山」にあるお花の里「深沢地区」には、様々な季節のお花や植物が楽しめるだけでなく、「五日市憲法草案」発見の場所であり、民権運動の中心となっていた豪農・深澤家の屋敷跡や、天然記念物指定の樹齢300年と言われる「山抱きの大樫」なども楽しむことができる。
さらに、毎年アジサイのハイシーズンには、近隣にあるキャンプ場で「南沢あじさい山」のストーリーに共感した著名アーティストによる音楽ライブや地域文化が体験できる「100万本のアジサイ音楽祭」も開催している。
配信: STRAIGHT PRESS