【大阪府大阪市】キャンドルナイトイベント「NISHIUMEDA CANDLE DAYS」開催、能登の人たちによる行燈も

大阪・西梅田エリア恒例の、街が人々の想いの灯火でいっぱいになるキャンドルナイトイベント「NISHIUMEDA CANDLE DAYS」が、6月5日(水)18:00~22:00に開催される。今回は能登の小学生などが手がけた行燈も展示される。

「西梅行燈展」に能登の人々が参加

「NISHIUMEDA CANDLE DAYS」は、参加者ひとりひとりの想い・願いが込められたキャンドルを灯して「みんなが主役のまちづくり」を具現化しながら、西梅田エリアの地域活性を継続的に推進していくイベント。

日本古来のあかり「行燈」にヒントを得た、⻄梅田発祥のペーパーバッグ型の手作りオリジナル行燈を展示する「西梅行燈(にしうめあんどん)展」は、ハービスPLAZAにて開催される。

今回は、能登半島地震で被害にあった能登町立小木小学校の生徒をはじめ、能登の人々が作成した行燈も展示される。

「NISHIUMEDA CANDLE DAYS」の総合ディレクターであるCANDLE JUNE氏は、1月2日(火)に能登町入りして以来、物資提供や炊き出しなどの支援活動を続けており、交流を深めるなかで今回のイベント参加が実現した。

CANDLE JUNE氏は「避難所となっていた小木小学校の生徒たちに『自分の夢』を書かないかとお願いしたところ、絵を描くことがみんな好きということで、締切ギリギリまで描きたいという声もあるほど、熱心にそれぞれの夢を書いてもらっています。また、小木はイカ漁が有名で、被災したものの漁を再開した漁師さんたちにも、出航前にお願いをして夢を描いてもらいました。今回の西梅行燈展では“能登の方々の想い”も一緒に展示されます。ぜひご覧ください」とコメントしている。

アーティストや学生とコラボした「キャンドル回廊」

近隣の専門学生や団体、関西のアーティストとのキャンドルコラボレーションによる作品展示を行う「キャンドル回廊」は、目玉コンテンツのひとつ。エリア各所で、当日にしか見られない作品を楽しめ、西梅田のまちを回遊しながら作品を鑑賞できる。

参加者の過去参加作品とコメントを紹介しよう。

造形作家・桜井トモヒロ氏は「33回も続いてきたこのイベントも今回からリニューアルされるとのことで、僕も新たな気持ちで新しい船出にふさわしい作品を出展できたらいいなと思います」、

ガラス作家・大家勝氏は「ガラスとキャンドルが織り成す幻想的な空間を演出する作品を出展します。一夜限りの儚い瞬間をお楽しみいただければ幸いです」、

エコロジカルアーティスト・高田雄平氏は「今回はいつもと違った表現を取り入れた作品を制作します。新たなチャレンジをぜひキャンドルと共に楽しんでください!」とコメント。

このほか、空間造形集団のTOOP design works、

アーティスト・画家のsilsil氏、

家具・空間・設計製作者のCHILIN氏も参加する。

初登場となるアーティストは、未術作家・亜鶴(あず)氏のほか3組。芝谷桂氏、MITSUHOSHI氏、オカジマ・ヨシコ氏のチームは「3人のクリエイターがジオラマで大きな窓の向こうには魔物が住む不思議で奇妙な世界を表現します」、アーティスト・12079pottery氏は「キャンドルを見ていると、産まれること、生きること、死ぬことを考えます。かわいい動物たちと光を見ながら、産まれる音を紡ぎたいと思います」、絵描き・Mariya Suzuki氏は「周辺の照明が一斉に消えキャンドルの灯りに包まれる瞬間をとてもたのしみにしています。絵の展示とともに、キャンドルの灯りの中で似顔絵を描きます。ぜひ!」とコメントしている。

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