■妊娠中から義母が頻繁にやってくるように
妊娠中や産後は、思うように動けないもの。手伝いに来てくれる人がいるのは助かるけれど、かえって精神的に疲れてしまうこともありますよね。この女性が、まさにそのパターン。
「夫の実家は金銭的に余裕がなく、食べ物にも少し困る程度です。あまりこういうことは言いたくありませんが、義母はいつも同じ服を着ていて、私はなかなか好きになれませんでした。最近はいろいろとあって疎遠気味なのですが、結婚当初は暇さえ我が家を訪れて、お昼ごはんやおやつを食べて帰るのが当たり前になっていました。
義実家と我が家は同県ですが、車で30分の距離。私が妊娠して産休に入ると、義母は毎日のように来るようなりました。庭をいじったり、リビングを掃除したり、私にひと言もなく家の中を触るのが嫌で、夫経由で『やめてほしい』と伝えました。しかし聞く耳を持たず、夫も『妊娠中でしんどいんだから義母を頼ってほしい』と言ってくる始末。お昼ごはんもおやつも当然のように一緒に食べるので、私にとってはとてもストレスでした。
これ以上夫に言っても無駄だと思い、直接『気が休まらないので来ないでほしい』と義母に伝えると、『家族なんだから頼って』『これからもずっと家事や育児の手伝いをしたい』と、まったく話が通じません。
それでも断り続けると、『無償で嫁や孫に尽くすからごはんやお金の面倒を見てほしい』と、だんだん本音が出るように。たしかに手伝ってくれるのは助かります。しかし、気の合わない義母が頻繁に来るのはそれ以上にストレスでした。
ズバッと言わないと伝わらないと考え、今度ははっきり断ると、『お嬢様の嫁はこれだから』『今日食べるものにも困っている人間の身にもなれ』と捨て台詞を吐かれました。今ではすっかり疎遠になり、以前のようにいきなり来ることがあっても家にあげないようにしています」(40代・女性)
こちらから頼んだわけでもないのに、勝手にやってきて、勝手にいろんなことをして、援助を要求する。順序がおかしいですよね……。
■嫁の洗濯物だけを除外。最初はいじわるだと気づかず!?
続いては、「やさしさだと思わせて、実はいじわるだった」パターンの体験談です。
「年に数回は、2~3日義実家でお泊りをすることになっていました。結婚して1年目は特に問題はなかったのですが、2年目から、風向きが少し変わっていきました。夫や子どもたちの洗濯物は喜んで洗うのに、なぜか私の洗濯物だけは除外されるようになったのです。
義母は笑顔で、『うちの洗濯機で洗うのは嫌でしょう?』『家に持ち帰って洗っていいのよ』と、まるで私のことを気遣っている風でした。しかし私は特に気にしていなかったので、『私は平気ですよ』とやんわり反論しましたが、なぜかその言葉は義母に届かず。
『ありえない』と思う反面、『もしかして本当に気を遣っている?』とも思えて、友人たちに話してみると、『それは絶対に姑のいじわるだよ!』とみんなに言われました。その瞬間、『やっぱり私のことを良く思っていないんだ』と実感しました。考えてみれば、『トゲのある言い方だな』と感じることも多々ありましたから。
次のお泊りでは、私だけ1泊で帰ることにしました。義母は『え?あなただけ帰るの?』と勝ち誇ったような顔をしていましたが、私はわざとみんながいる前で『私の洗濯物だけこちらで洗えないので』と言ってやりました。目を丸くして慌てる義母を見て、少しだけ気持ちがスッキリしましたね」(40代・女性)
やられっぱなしで終わらなくてよかった! 最後の仕返し、シンプルだけどスカッとしますね。
(文・イラスト:ママテナ編集部)