238店から大量閉店、絶滅危機の【ステーキけん】――食べてわかった衝撃の現在とは?

【ステーキけん】行ってみた

 東京で1店舗となった「ステーキけん」へ行ってきました。ビルの2階にあり看板も地味なため、場所を知らないと通り過ぎてしまいそうな佇まいです。はためいていたのぼりが目印となりました。

 ここからは、衝撃的だったポイントと共に紹介していきます!


外観(写真:サイゾーウーマン)

のぼり(写真:サイゾーウーマン)

衝撃ポイント①:ステーキの自販機

 ビルの2階、店に上がる階段の前にステーキの自販機を発見! ラーメンチェーンがこうした自販機を置いてるのは見たことがありますが、ステーキ肉には驚きました。 


店は階段を上がって2階(写真:サイゾーウーマン)

ステーキの自販機(写真:サイゾーウーマン)

【ステーキけん】ランチメニューは18種類以上!

 平日の昼12時前に到着。客席は2〜3割の埋まり具合でしたが、このあとにどんどんお客さんがやってきて、午後1時前には5割ほど埋まりました。

 ランチメニューは豊富! ステーキ、ハンバーグ、グリルチキンなど18種類もあります。どれもサラダ、カレー、ライス、スープ、デザートが食べ放題の金額です。


ランチメニュー(写真:サイゾーウーマン)

ランチメニュー(写真:サイゾーウーマン)

 「感動の肉と米」の1,000円価格に慣れてしまった身としては、全体的に高いなあというのが率直な感想ですが、サラダやカレーなどが食べ放題の「ビッグボーイ」と比べたら価格帯は同じクラスでしょう。

 今回は、ステーキで最安の牛ハラミカットステーキ130g1,738円に決定! しかし、オーダー後にもっと安いメニューを発見しました。「平日ランチ限定」の肩ロースカットステーキ1,353円。ランチメニュー表には載っていない隠れた存在なので、まったく気がつかず……。悔しい!


隠れメニューがあるので注意深くメニューをチェックしてください(写真:サイゾーウーマン)

 そもそも手渡されるメニュー表やファイルが5冊ほど(ランチメニュー、厚みのあるグランドメニュー、パスタメニュー、ステーキの特別メニューらしきクリアファイル、「けんの楽しみ方」というリングファイル)あるため、事前にある程度の目星をつけていないとメニュー表を見るだけでも大変な時間を要します。くれぐれも、メニューの事前チェックをおすすめします!

衝撃ポイント②食べ残し、食品ロスへの圧力

 なお、入店してすぐのトビラに「サラダバーのご利用方法の再変更のお知らせ」との張り紙がありました。

 言っていることは、「皿をサラダバーに置くことにしたよ」「食べ残ししないでよ」ということなんですが、着席時に渡されたファイルにもまったく同じことが書かれています。


入り口の張り紙多め(写真:サイゾーウーマン)

赤字で食品ロス削減を訴える(写真:サイゾーウーマン)

食べ残ししないよう!(写真:サイゾーウーマン)

 大田区全体で食品ロス削減の運動を行っているようですが、このように何度も「食べ残ししないよう」に釘を差されては、食事前から楽しむ気持ちもしぼんでしまうというか……。

 また、「サラダバーご利用方法の再変更のお知らせ」も「“変更”のお知らせ」としないところにトゲを感じ取ってしまいます。客との間でサラダバーをめぐり度重なる衝突があったのでしょうか……。丁寧な物腰ではあるものの、全体的に圧を覚えます。

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