これまで約360台を東南アジアの4カ国へ寄贈
足踏みミシンボランティアでは現在、2年生~5年生の31人が活動しており、毎週木曜日の放課後に部室に集まって足踏みミシンの修理活動を行っている。2003年~2024年の21年間に約550台を修理し、そのうち約360台を東南アジアの4カ国へ寄贈した。
これまでに参加した学生は延べ128名。この活動は広く称賛されており、これまでに社会貢献者表彰や第20回西日本財団アジア貢献賞、国際交流基金地球市民賞など、様々な団体から表彰されている。
物価高や燃料費高騰で輸送・渡航費用の負担増
評価も高い足踏みミシンボランティア活動だが、コロナ禍で海外渡航ができなくなり、4年間は足踏みミシンの修理だけを行ってきた。そしてコロナ禍が明け、海外渡航を再開するも、物価高や燃料費高騰などで輸送費用や渡航費用の負担が大きくなり、部員が自らの費用で海外に渡航することが非常に困難になっているそうだ。昨年9月のフィリピンへの渡航費用は、1人あたり20万円を超えたという。
学生たちは、海外渡航に参加するため、アルバイトに励んだり節約したりすることで渡航費用をなんとか調達している。さらに、一度に海外へ運ぶ足踏みミシンの台数は約60台で、大分高専から目的地の国まで輸送するのに車や船など様々な乗り物を使うため、費用は約80万円にもなる。
そこで、5月20日(月)よりクラウドファンディングをスタート。集めた資金は、主に足踏みミシンの輸送費用、教職員と学生の渡航費用に使用される。
リターンには、感謝の手紙と校内での活動見学を用意。募集期間は7月18日(木)までだ。
この機会に、フィリピンに笑顔と足踏みミシンを届ける大分高専の足踏みミシンボランティア活動を応援してみては。
READYFOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:大分高専 フィリピンに笑顔と足踏みミシンを!
■大分工業高等専門学校
住所:大分県大分市大字牧1666番地
(佐藤ゆり)
配信: STRAIGHT PRESS
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