「選択肢」を受け入れるとは限らない
保護者を悩ませる子どものイヤイヤ期。子どもの成長の過程で、ご飯食べる?⇒イヤイヤ、お風呂入ろう⇒イヤイヤ……のように、あらゆることに対してイヤイヤと拒否する時期があります。その対策としてよく知られている育児テクニックに「服を着たくない」という子に対して、「こっちとこっち、どの服を着たい?」といったように、“選択肢”を用意してあげるというものがあります。
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2024年5月中旬にSNSで話題になったのが「イヤイヤ期の子に選択肢を与えても、効果なし」という投稿。
実際に育児をしているママさんからは、「『aの靴がいい?bにする?』って本人に選ばせても結局どっちも履かないし、何なら靴下まで脱ぎ始める」「イヤイヤ期になったら選択肢を試してみようと思ってたけど、全く効果なしで笑っちゃった」「3歩進んで2歩下がるどころか4歩さがるんよwww」など、選択肢を与える方法はイヤイヤ期に効果がないという声が多く上がっていました。
《そもそも履きたくないんですよね》
《担いで行くしかない……》
《「どっちも(どれも)イヤ」という選択肢がある》
など、実際には「どれもイヤ」「ぜんぶイヤ」だということに気づいたと言う人も……。
このような嘆きの声に対して、「うちの子が物分かりが悪いだけじゃなくて、みんなこうなんだと思って安心した」といった声も寄せられていました。“選択肢を与えてもダメなことの方が多い”と知っておくと、精神的なダメージも減るかもしれません。
笑顔の親子のイメージ
“選択肢”も工夫次第で成功率アップ?
一方で「3割くらいは成功することあるよ」という声も。どうやら伝え方にさらなる工夫を凝らしているようす。
例えば「選択肢を与えた上で、『どの服に変身したい?』って聞いたらうまくいった」「ズボン履かないから、じゃあ私が履いちゃおっかなーって言ったら大人しく履き始めたよ」といったアドバイスも寄せられていました。
その他の対応として「年上の子にお手本をやってもらったら素直にまねした」「『やめてもいいよ』と言って少し放っておいたら、勝手にやり始めることが多いかな」「『aは今日は着ちゃダメだけどbかcならいいよ』と言うと憤慨しながらaを着てくれた」「気をそらせてる間に、ささっと大人が着替えさせちゃう」など、“選択肢を与える”以外の工夫もあがっています。
配信: LASISA