データだけでなく「我が子に合う」学校を
現在、紗良さんはテニス部でレギュラーとなり、学園生活をますます謳歌している最中だというが、それは和歌子さんも同じらしい。
「実は私も保護者用の合唱サークルに入りまして、文化祭でのお披露目に向けて特訓中なんです。紗良のおかげで、満たされなかった学校生活を取り戻せているような感じがしています。やっぱり、自分に合う場所に身を置いたほうが絶対に楽しいですし、その環境を自ら選べるというのはたまらなく魅力的ではないでしょうか。親として娘にそういう環境を用意してあげることができて、とても満足しているところです」
賛否両論がある中学受験であるが、筆者の取材経験では、和歌子さんのように数字などのデータにとらわれず、「我が子に合う」という視点で学校選びをした家庭の満足度は高いという印象を持っている。中学受験の参考になれば幸いだ。
配信: サイゾーウーマン
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