おはようございます。
ライフオーガナイザーで一級建築士のあさおか まみです。
このマンションに暮らして17年。暮らし始めるときに、ダイニングテーブルは丸い形にしようと決めていました。以前に訪れた知り合いの家にあった、大きな丸いダイニングテーブルがとても居心地が良いと感じたからです。
購入したのは直径80cmの4人用。実際に長年使ってみて、丸いダイニングテーブルの良さを実感。おすすめしたいポイントをご紹介します。
■ポイント①ものを寄せる「隅」がないので片づけたくなる
ダイニングテーブルは四角が多いと思います。ダイニングテーブルの片隅には、いつも書類やら小物が置かれているというご家庭は多いのではないでしょうか。
たとえば、テーブルの辺に沿わせて紙類を揃えて置くと、見た目に安定するからではないかと思います。
特に、テーブルの一辺を壁づけにした場合、明確な「隅」ができることで、ものを寄せやすく、座った目の前の視界からはなくすことができます。前の家のダイニングテーブルは、まさに、このように使うこともありました。
一方、丸いテーブルは中心を向いて座るので、どこにものを置いても視界に入ります。また、端っこがないので、ものを寄せて安定する場所がありません。
そのため、テーブルにものを置きたくないという気持ちが働きやすく、テーブルにはものを放置せずに片づけるというのが定着しています。
■ポイント②人数が増えても椅子を増やして食事がしやすい
4人用のテーブルですが、椅子を増やせば6人までは座れます。角がなく、幅の制限もないので、誰かが窮屈になったり、端に追いやられたりすることがないのも良い点です。
食事のときは、真ん中に料理を置けば、誰もが無理なく取れるというのも、来客時のメリットです。また、どこからでも配膳がしやすく、動線も良いと感じます。
■ポイント③みんなが中心を向いて座ることでお互いの顔が見える
四角のテーブルに4人が座った場合、隣同士に座った人は、横に顔を向けないと相手の顔は見えません。
しかし、丸いテーブルの場合は、座った状態で無理なく両隣の人の顔を見ることができます。中心を向いて輪になった状態で座ると、コミュニケーションが円滑に進むとも言われています。
遊びに来てくれた友人から、居心地が良いと言われることも多いのですが、この丸いダイニングテーブルの効果もあるのでは?と思っています。また、家具は四角いものが多いので、丸い形状のものが部屋にあることで、雰囲気を和らげているのかもしれません。
ダイニングテーブルについてはコチラも参考に:
・ゲストを招きやすいリビングづくりは、ダイニングテーブルと座布団選びから
・ソファなしで家族も来客もくつろげる狭小リビングの秘密は、低座ダイニングと畳リビング
・デスクトップパソコンを使いたい! ダイニングテーブルを兼用するメリットとコツ
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ライフオーガナイザー あさおか まみ
配信: 片づけ収納ドットコム