[1]「初めての会話で心をつかむ」誰からも好かれるコミュニケーション美人の極意についてお伺いしました。

[1]「初めての会話で心をつかむ」誰からも好かれるコミュニケーション美人の極意についてお伺いしました。

「初対面の人との会話は、緊張するし、苦手…」という方も多いのではないでしょうか。

今回はGSEコンサルティンググループ 代表の北原万紀さんに『相手の心をつかむコミュニケーション』について、2回にわたりお話を伺いました。

第1回目は「コミュニケーションの基本」についてです。

あなたもコミュニケーション美人になれる

友達や家族との温かな会話ができると、いつでも心地よくすごせて、日々の幸福度もアップしますよね。

でも、新しい環境や職場においては、誰かに初めて話しかける機会もあり、そのようなシーンでは、誰しも多かれ少なかれ緊張してしまうもの。

人気者の同僚や友だちを見ると、自分と比べてつい自信をなくしがちになることもあります。

でも、初対面の人とも自然体で会話できるようになることは、思ったよりもずっと簡単でシンプルなんです。

この記事では、初対面でも心地よく会話を楽しむための方法を紹介します。

研究によれば、自分のことを深く理解して自己認識を高めることで、感情を上手にコントロールできるようになると、ストレスを効果的に管理することができ、コミュニケーションスキルを向上させることができるようになると報告されています(出典:Zeidner, M., Matthews, G., & Roberts, R. D. (2002) – Emotional Intelligence: Science and Myth)。

これらのスキルは、ちょっとした日常の練習から始められ、誰にでも実践ができるものなので、ぜひ取り入れていただきたいものです。

例えば、

●新しい職場で誰にでも明るく挨拶ができて人に囲まれるあなた

●PTAや地域の会合でリラックスして発言できているあなた

をイメージした時、どんな気持ちになりますか?

少しずつ自分を磨いていくことで手に入る、私たちが人間関係で幸せになれる未来のほんの一部です。

コミュニケーション能力をUPしてあなたもどんな場面でも自信を持って輝くことができるようになりましょう。

自分への理解を深め、ストレスを減らしてみる

誰かと話す時、自分がどう思われるかばかりを考えていませんか?

実は、人を気にしているようで自分のことばかりを気にしている人は、人間関係にトラブルを抱えがちです。

あなたが自分への理解を深めることは、人間関係における不安やプレッシャーを軽減して、自然体でいられるようにしてくれます。

まず、あなた自身の内面と向き合い、本当に大切にしている考え方や、物事をどう捉える癖があるのかを丁寧に知っていきましょう。

自分がどう思われるかばかりに意識がいく人の多くは、

「傷つきたくない」

「よく見られたい」

「こんな私は嫌われる」

「こうでないとダメだ」

というような考えや感情を抱えがち。

こうした気持ちは、人によく見られようと自分を緊張させたり、相手と一緒でない自分に劣等感を感じたりして、等身大のリラックスしたコミュニケーションをとることを難しくしてしまいます。

まずは、日々起きたことに対する感情や思考を書き留めることで、自分の感情や思考のパターンを客観的に見て、自分への理解を深めていきましょう。

自分がどんなことで喜んでいたり、どういうことに落ち込みやすいかを理解することは、感情の浮き沈みの幅を低下させてくれます。

完璧な自分を期待するのではなく、お天気のように、晴れの日もあれば、曇りや雨があるのだと知りましょう。

完璧な自分ではなくていい、完璧な自分を演じなくていいのだと自分を安心させることで、体の中心から力がどんどん抜けていきます。

そうすることが、内側から心を開いていける、心の柔軟性を作っていきます。

コミュニケーション能力をUPするためのビューティーマインドづくり

あなたが一緒にいて居心地がいいなと思う人はどんな人でしょうか?

おそらく、「何でも打ち明けられるな」というような、周囲を安心させる雰囲気があるのではないでしょうか?

コミュニケーションが円滑にいくには、こうした安心感がとても大切です。

こうした自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態を「心理的安全性」と呼びます。

意見や気持ちを安心して表現できる状態を人間関係でつくるには、「人よりよく見える」ことは重要ではなく、「相手にとって安心できる人か」なのです。

多くのコミュニケーションテクニックは「何を言うか」にフォーカスを当てますが、それは、相手が「聞き入れたい」とか、「話をしたい」と思っている前提の上でしか成り立たず、心を開けていない場所では、何を言っても効果的ではないのです。

コミュニケーション能力をUPするためには、あなたが意見や気持ちを安心して表現できる状態であり、相手にもその「心理的安全性」を提供できるかどうかが、双方向のコミュニケーションでは重要です。

つまり、あなたが人に対して安心感や信頼感を持っていることが必要になります。

だからこそ、自分への理解を深めて、自分自身の心と体がいい状態であるよう、日々を整えていくことがコミュニケーション上手になり、いい人間関係をつくるための基本なのです。

今回は、いい人間関係をつくるための基本についてお話ししました。

次回は「初めての会話で、誰からも好かれる」ためのポイントについてお話ししたいと思います。

執筆者

北原 万紀

株式会社GSEコンサルティンググループ代表

経歴

1985年生まれ。佐賀県出身。

北九州市立大学国際関係学科卒業後、留学経験を活かして外資系電子ソリューションメーカーに8年勤務。

退職後、若手起業家向けにヨガ瞑想やフィジカルトレーニングを通じたパフォーマンスアップの指導や、起業家・投資家・経営者向けの起業・投資による移住コンサルティング支援で独立。2021年に、人間行動学を基礎技術とした教育コンサルティング事業(GSEコンサルティンググループ)を設立。

教材開発、教育プログラムの企画、講師・コーチ育成、個人の自己開発から、企業の人材・組織開発までを担当する。2022年末に、多様性あるメンバーでの実務能力を生かし、国際ビジネスサポートのためにドバイにて起業。人間行動学をもとに、コミュニケーションのポイントについても発信中。

株式会社GSEコンサルティンググループ

https://global-synergy.net/

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キレイ研究室
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「今よりもっと、これからもずっときれいでいるために。」をコンセプトに、化粧品開発、ヘルスケア、ネイリストなどさまざまなジャンルの専門家が、中立の立場から「キレイ」についてのコラムを発信しています。
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