日本環境教育フォーラムは、王子ホールディングス、ホールアース自然学校と共催で、2024年度「王子の森・自然学校」をオンラインで開催する。
「王子の森・自然学校」では、「森のリサイクル編」と「紙のリサイクル編」という2種のプログラムから、紙が木材と古紙からできていることや、木を植え、育て、使用する「森のリサイクル」と、古紙から紙へ再生する「紙のリサイクル」について学ぶ。各1時間のプログラムで、3日間で計12回の実施となる。
人・森・産業の関わりを楽しく学べる
「王子の森・自然学校」は、王子ホールディングス、ホールアース自然学校と共催する環境教育プログラムだ。
王子グループは、国内外に603千ヘクタールの森を保有し、木材を生産するとともに、「大気保全」「水源の涵養」「土砂流出防止」「生物多様性保全」など、森林の持つ多面的機能の維持に努めている。
王子の森を活用した自然体験や製紙工場の見学を通じて、人・森・産業のつながりを楽しく学ぶ体験型の環境教育プログラム「王子の森・自然学校」を、2004年より実施してきた。2021年度からはオンライン形式で実施している。
参加者はオンラインプログラムを通じて、紙が木材と古紙からできていることや、大気保全や水源涵養などの森林の多面的機能、森のリサイクル、紙のリサイクルについて学べる。
森と紙のリサイクルについて学べるプログラムを実施
木を植え、育て、使用する「森のリサイクル編」では、植林による森の循環や森林の多面的機能、森と生き物・森と水・森と人のつながりなどを学ぶ。
ワークショップでは、木工クラフトで森のかけらキーホルダー作りを通じて、木の香りや肌触りを体感する。
古紙から紙へ再生する「紙のリサイクル編」では、クイズも交えながら、紙のはたらき、古紙から紙へのリサイクル、製紙工場の紙づくりなどを学ぶ。ワークショップでは、紙すきセットを用いて紙作りを体験する。
2種のプログラムは、各回すべて同じ内容。対象は全国の小学4年生~6年生で、定員は各コマ20名。応募者多数の場合は抽選となる。2種のプログラムの受講はそれぞれ1回。一人で複数回応募できるが、応募の際はいずれかを選ぼう。
プログラムはPC(推奨)、タブレットなどで参加できる。スマートフォンは視認性や操作性の面から扱いにくい可能性がある。安定したネット環境があることを確認しておこう。
教材は当選者に発送されるが、日本国内に限られる。なお、「紙のリサイクル編」は、一部、家庭で準備するものがある。
子どもの環境教育に興味がある人は、「王子の森・自然学校」に参加してみては。
■2024年度「王子の森・自然学校」詳細
開催日:8月5日(月)、6日(火)、7日(水)
開催時間
森のリサイクル編:各日9時30分~10時30分、14時~15時
紙のリサイクル編:各日11時~12時、15時30分~16時30分
開催場所:オンライン
参加費:無料 ※同プログラムの応募・参加にかかる通信費は自己負担
申込締切:7月2日(火)
2024年度「王子の森・自然学校」イベントページ:https://www.jeef.or.jp/activities/oji
(佐藤 ひより)
配信: STRAIGHT PRESS
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