「猫の年齢」を人間の年齢に換算すると?
一般的に、『猫は生後1ヵ月で、人間の1歳くらいになる』と考えられています。すなわち、生後2ヵ月で3歳、生後5ヵ月で5歳となり、1ヵ月で2歳くらいの年を取っていきます。
1歳で15歳、1歳半で20歳となり、その後は1年で4歳ずつ年を重ねていく、というのが猫の年の取り方です。これはあくまでも目安であり、猫の種類や生活環境によって個体差があります。
実際、猫の成長段階に明確な区切りはありませんが、1歳までくらいを「子猫」、1歳から6歳までくらいを「成猫」、7歳から16歳くらいの猫を「高齢猫」、17歳以上くらいを「超高齢猫」と分けることができます。それぞれの段階に合わせた食事やケアを行うことで、健康状態の維持や生活の質を良くすることができます。
「猫の年齢」を人間年齢に換算する計算式
猫の年齢が2歳以上の場合、猫の年齢を人間の年齢に換算するには
「24+(猫の年齢-2)✕4」
という式で計算することができます。
生年月日がはっきりしない猫の年齢の見分け方
外で暮らす猫や保護猫など、現在の年齢がはっきりとわからない猫の年齢を見分けるには、その猫の歯を観察して推察します。
子猫の場合は、乳歯がまだ生えていないようであれば生後2週間程度、乳歯が生えそろっているようであれば生後2ヵ月程度、と推測できます。乳歯は生後3ヵ月頃から生え変わり始め、生後6~8ヵ月頃に永久歯がそろいます。
子猫は体の大きさも含めて年齢を推測することができますが、成猫の場合は難しくなります。
目安としては、白くてピカピカの歯がそろっている場合は1歳以内、少し黄ばみがある場合は2~3歳、歯石があったり歯が少し摩耗していたりする場合は3~6歳の可能性があります。老猫になると歯の先端が大きくすり減ったり、歯が抜けていたりします。
外で暮らす猫は、完全室内飼育の猫と比べて事故にあったり、感染症など病気になったりするリスクが高く、平均寿命が短いとされています。そのため、完全室内飼育の猫よりも早いスピードで歳をとっていると考えられています。
配信: ねこちゃんホンポ