液体石けんやシャンプーの詰め替えに注意!
液体石けんやシャンプーが空になったら、中身を詰め替える人が多いはず。ボトルごと交換するよりも経済的ですよね。
ゴミも減らせて一石二鳥ですが、詰め替え時には気を付けるべきポイントがあります。本記事では健栄製薬の公式サイトを参考に、液体石けんやシャンプーを補充する際の注意点を解説します。
詰め替える前に水洗いして「乾燥させる」のが重要
液体石けんやシャンプーを詰め替える際の注意点について、健栄製薬の公式サイトには下記のように記載されています。空になったボトルにそのまま液体石鹸を注ぎ込むのではなくて、詰め替えの前にはボトル内部を水洗いして、乾燥させる必要があることです。
乾燥させずに詰め替え続けると、緑膿菌が増殖!
ボトルの水洗いと乾燥をせずに詰め替えしつづけてゆくと、ボトルの中に水分が溜まってきます。そのような状況では、緑膿菌のような細菌が増殖するのです。緑膿菌は栄養要求性が低い細菌なので、栄養分が不十分な環境であっても、水分があれば増殖できます。
容器を洗浄、乾燥せずに詰め替えし続けると、中に水分が溜まり緑膿菌(りょくのうきん)が増殖するのだそう。これでは、何のための手洗いや洗髪なのかわからなくなってしまいますね。
重篤な感染症を引き起こすおそれも
緑膿菌は抗菌薬に耐性であり、抵抗力のない人々が感染すれば、重篤な感染症を引き起こすことがあります。詰め替える前に、ボトルの中を水洗いして、汚れや細菌を洗い流し、そして、乾燥することによって殺菌するのです。緑膿菌は乾燥に弱い細菌だからです。
免疫力の低下している人が使えば、重篤な感染症を引き起こすおそれがあり危険なのだとか。「そんなことになるとは」と驚いた人も少なくないのでないでしょうか。
容器を洗って乾かすのはひと手間ですが、衛生的に使用するためには必要といえますね。
配信: macaroni