猫にカビが生える?『皮膚糸状菌症』の症状や予防法 人にもうつるのでご用心

猫にカビが生える?『皮膚糸状菌症』の症状や予防法 人にもうつるのでご用心

猫に脱毛やフケ、皮膚の赤みなどの異常が見られたことはありませんか?もしかしたら、それは猫の「皮膚糸状菌症」という病気かもしれません。猫の皮膚糸状菌症は、カビの一種である糸状菌が原因で起こる皮膚の病気で、猫だけでなく人にも感染する可能性があります。そこで今回は猫の皮膚糸状菌症について、症状や治療法・予防法・人への感染リスクなどを解説します。猫の飼い主さん必見の内容です。

猫の皮膚糸状菌症を予防するには?

猫の皮膚糸状菌の予防法としては、主に次のようなものがあります。

生活環境を清潔にする

皮膚糸状菌は床やソファなどに落ちた場合に、そこからも感染しうるカビ菌なので、できるだけ猫の生活環境を清潔に保つことが大切です。

こまめな掃除や消毒を心がけて、とくに猫のベットの上やケージのなかなど、猫の毛が多く落ちている場所はしっかり掃除します。

一度発症してしまった場合には、次亜塩素酸系の消毒薬で毎日、生活エリアの拭き取り掃除をしましょう。消毒薬は塩素が飛ぶまで(匂いがなくなるまで)猫が舐めないよう注意してください。

ストレス対策をする

猫のストレスを減らすことも予防につながります。ストレスは免疫力の低下を招き、皮膚糸状菌症に感染しやすくなる要因になるからです。

猫と一緒に遊んだり、ストレス発散の場を作ったり、ストレスフリーな環境をつくるなど工夫をしましょう。

新人猫を迎えたときは健康診断と隔離をする

新しく猫を家族に迎える際は、動物病院で健康チェックを行うことをおすすめします。

とくにペットショップなど複数の子犬子猫がいる環境で過ごしていた猫は、皮膚糸状菌症にかかっている可能性がほかの場合に比べても、強く懸念されます。

そのため動物病院で身体検査とともに、自宅でも10日間程度は先住猫と隔離しておきましょう。

室内で飼育する

皮膚糸状菌症は、ほかの感染動物との接触よってうつることもあります。そのため、室内で飼育することは予防において非常に有効です。

皮膚糸状菌症の人への感染リスクはある?

先にも少し述べましたが、皮膚糸状菌症は人にも感染するリスクがあります。とはいえ免疫力の高い成人は、発症しないことも多いようです。

皮膚糸状菌に感染した猫との接触によって病気をもらうことになるので、野良猫はなるべく触らない・猫カフェなどでのふれあいの後はしっかり手を洗う・子猫を迎えいれたときは身体検査をするといった、できる予防は徹底しましょう。

これは体験談ですが、わたしが皮膚糸状菌になったときは、リングワームとかゆみがありました。仕事上複数の子猫と関わっていたので、おそらくそれが原因です。

治療は塗り薬(抗真菌薬)だけで、数日程度で治まりました!仕事の疲れで免疫力が落ちていたのかもしれません…。

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