A:プロセス重視型の5つの特徴
プロセス重視型の1つ目の特徴は、物事を“時系列”で捉ることです。話す際は「〇になったら、次に◇になる」のように、 順番に列挙した説明になります。結果的に「たら・れば」や「だから」が多くなります。
2つ目は、“過去”に着目しがちです。従って、ミスやトラブルに遭遇すると、「なぜ起きたのか?」 と原因を追究します。
3つ目は、Aタイプは時間のリセットが苦手な点です。プロセスとは、点ではなく過程のことです。連続した流れとして捉えるため、時間の流れの遮断ができません。そのため、気分転換やリセットが苦手となります。
4つ目の特徴は、丁寧な話し方する点です。これは、1から全部話さないと分かってもらえないと考えるためです。長すぎる、くどい、その説明は不要、と言われないように注意が必要です。
5つ目は、「頑張る・一生懸命・努力・仲間・チームワーク」のように過程で重視される言葉を多く用います。そのため、必然的に努力やチームワーク等を重視します。
B:結果重視型の5つの特徴
結果重視型の1つ目の特徴は、物事を結果から捉える点です。そのため、話す際は「◇をするために、〇をする」のように、結果を先に説明します。結果的に「ために」や「なぜならば」が多くなります。
2つ目は、“未来志向”であることです。従って、ミスやトラブルに遭遇すると、「どうすればいいかな?」と考えます。過去に目が行くプロセス重視型の「なぜ?」に対して、「どうすれば?」と解決志向で考えます。
3つ目の特徴は、時間のリセットが得意なこと。これから起こるイベントの一点を考えているため、そのイベントが終了した時点 で、いったん終わりと宣言できます。たとえ、悪い結果であったとしても、リセットし「次はどうしようか?」と考え直すことができます。
4つ目の特徴です。結果重視型は、簡潔な話し方をします。これは、結果や結論を先に述べるからです。はしょり過ぎ、話す雰囲気も大事だよ、と指摘されないように注意が必要です。
5つ目は、「勝ち負け・白黒・善悪・正しい・ライバル(勝つ対象)」のように結果を重視する言葉を多く用いる点です。そのため、どうしても勝ち負けにこだわり、ルールすれすれの行動をしがちです。
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配信: LASISA