大谷翔平フィーバーのメディアを批判する「週刊女性」のブーメラン記事

「女性自身」と「週刊女性」の記事に共通する「女性セブン」

 最近話題のトピックス2つを2位にした。ひとつは松岡茉優とHey!Say!JUMP・有岡大貴の結婚に関する「女性自身」の記事。内容は松岡と、その親友でNHK朝ドラ『虎に翼』が話題の伊藤沙莉の“交友エピソード”だ。松岡と伊藤、旬の女優たちのほのぼのエピソードである。

 そして、もうひとつは東京都知事選に出馬表明した蓮舫参議院議員と、それを迎え打つ形となる現職の小池百合子都知事の「週刊女性」による記事だ。特に蓮舫参議院議員のこれまでの経歴を詳細に紹介している。“ハイレグ時代”とか“欲しがり素顔”とか、ミソジニー的表現が気になるが、今回はそれが本題ではない。この2つの記事にあった共通点が気になった。

 その共通点とは「女性セブン」だ。まずは「自身」記事。

「有岡さんと松岡さんは、18年に『女性セブン』の報道で熱愛が発覚。昨年にも“通い婚”が報じられました」(芸能関係者のコメント)

 そして「週女」。

「(蓮舫参議院議員は)長らく支えてくれた夫とは、’20年に離婚。さらに俳優デビューした息子が、’21年に資産家の養子になっていたことを『女性セブン』が報じた」

 メディアも少しはまともになってきたと思う。かつてライバル誌(今回は「セブン」)がスクープを掲載し、その内容を他媒体(「自身」や「週女」)が引用する際、“一部週刊誌”とか“あるメディア”などと媒体名を書かないことが多かった。スクープを飛ばしまくっていたある週刊誌編集長も、こうした風潮に激怒していたことがあった。

 しかし時代は変わったのか、今回「自身」「週女」ともにきちんと出典媒体を明示した。しかもライバル誌の「セブン」の名前を挙げて。よい傾向だと思う。

「女性セブン」が中村七之助の熱愛をスクープ

 そんな「女性セブン」が、またもスクープを! 独身を貫き、結婚に消極的だったはずの中村七之助の熱愛スクープだ。しかもお相手女性は、京都の芸妓で上京した際には七之助の実家に泊まるなど家族公認だという。直撃取材に七之助自身も交際を認めた。めでたい。

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サイゾーウーマン
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料理や収納など暮らしに関する情報や、芸能、海外ゴシップの最新ニュースを連日発信中。ほかにも、皇室や女子刑務所のウラ話、万引きGメンの現場レポなど、個性豊かなコラムも展開。ほかとは異なる切り口で、女性の好奇心を刺激する記事をお届けします。
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