花火の夜に失踪した愛猫、11年後に発見される 再会を果たすも、飼い主が下した決断とは? 英国

花火の夜に失踪した愛猫、11年後に発見される 再会を果たすも、飼い主が下した決断とは? 英国

11年前の花火の夜に逃げ出したまま、行方不明だった愛猫。ある日飼い主は「見つかった」と連絡を受け、この猫がずっと別の人に飼われていたことを知りました。涙の再会を果たした彼女は、ある決断をしたのです。

花火に驚いて逃げた愛猫

画像はイメージです

11年前に英国Coventryの自宅から行方不明になった猫が、このほど30キロほど離れた場所で発見されました。

猫のBandyは、2013年11月の「ガイフォークス・デー」の花火の夜に逃げ出し、そのまま戻ってきませんでした。飼い主のChloe McCreaさんはショックを受け、とても悲しんでいたのです。

しかしBandyは、はるか遠くに行ってしまったわけではありませんでした。

2024年5月になって、約34キロ離れたSolihullの動物病院に連れてこられた猫が、行方不明のBandyだとわかったのです。この猫はやさしい人を見つけて、家族として一緒に暮らしていました。

それを知ったChloeさんは、猫を連れ戻さずにそのままにしておくことに決めたのです。

感動の再会を果たす

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花火に驚いて逃げ出したBandyは、その2週間後にSolihullの墓地にいたところを、ある女性に保護されました。

その人自身は猫を育てられなかったため、母親に預けたのです。そして「Tigger」と名付けられ、10年以上かわいがられてきました。

最近になって英国政府により「猫へのマイクロチップ装着義務」が定められ、装着期限が迫ってきていたため、飼い主はTiggerを動物病院へ連れていきました。そこでこの猫にはすでに別のマイクロチップが埋め込まれていることが、初めてわかったのです。

この知らせを受けたChloeさんは、さっそく動物病院を訪れ、愛猫と感動の再会を果たしました。

「本当に驚きました。うれしくて天にも昇る気持ちでしたね。死んだと思っていた猫が蘇ったのです。Bandyはわたしのことを覚えてくれていたようで、ずっとわたしの膝の上にのって甘えていました」

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