鈴木倫(@suzu_kiri_n)さんはX(旧Twitter) などを中心に漫画を公開している。Xのフォロワー数は3.5万人(2024年6月6日現在)、電子書籍「愛されたくて整形しました1巻」が発売されている。本作はブスを自覚していた主人公の著者が、彼氏との別れをきっかけに整形をするエピソードである。本作を描いた理由や整形してよかったことなどについて、鈴木倫(@suzu_kiri_n)さんにインタビューした。
――本作を描こうと思った理由について、教えてください。
人の顔面に優劣を言うくせに、整形に対して否定的な世の中に疑問を持ったことがきっかけです。大抵のことは努力である程度どうにかできると思うんですが、顔面はメイクしたとしても限界があると思います。その努力でどうにもならない部分を、「整形」という形でよくすることに「親からもらった身体に傷をつけるなんて」などと言われるのはどうかと思います。「ブス」って言われたことのある人や自分と近い境遇の人が共感して、その人たちの「自分を否定する気持ち」をちょっとでも軽くできたらいいなって思って描きました。
――当時の彼氏に150万円を貸していたときの気持ちについて、お聞かせください。
正直なんとも思ってなかったです(笑)。借金返済完了したら結婚する気満々だったので!私が150万貸すことで利子は必要なくなるし、早く返し終えて結婚できたらいいなって思ってました。最終的に全額返してくれたこともあり、好きだったので後悔はありません。
――整形手術代が68万円とは高額ですが、勇気を出して整形してよかったと思いますか?
本当によかったです!高かったけれど仕上がりには満足です。今後整形を検討している方は、沢山情報を調べたりカウンセリングを複数件回ったりするといいと思います。
――鈴木倫さん自身、整形する前としたあとでどのように人生が変わりましたか?
めちゃめちゃ人生変わりました!笑うことが怖くなくなったし、人に話しかけることも怖くなくなったんです。今までは人と関わるときに、「こんなにブスなのに笑ってごめんなさい」「こんなブスと話すの嫌だよね」って気持ちがあったんです。あと、顔を隠さない髪型ができるようになりました!お洋服もなるべく嫌悪感を抱かれないように万人受けの服を着ていたのですが、今は自分が好きな服を着れるようになりました。写真を見返しても、整形前まで顔を隠すようなピースをしていたのに、今は好き勝手ワケわかんないポーズしてます。人生が楽しいです!
――最後に、今後の展望についてお聞かせください。
楽しく漫画を描いて沢山楽しんでもらえるハッピーな人生にしていきたいです!今後も美容医療はメンテナンス程度に受けるので、整形漫画を描くこともあるかと思います。本作の核となるテーマは「自己肯定感」でした。私の中の永遠のテーマなので、整形関係でなくてもそこに触れた漫画は描く予定です。漫画はX(旧ツイッター)で公開していくので、これからもよろしくお願いします!
本作では顔にコンプレックスを抱えていた著者が整形するまでの道のりをリアルに描いている。自分の顔に自信がなかったり悩んでいる人は、本作を読めば勇気がもらえるかもしれない!
取材協力:鈴木倫(@suzu_kiri_n)
配信: Walkerplus
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